HOME > 知財支援活動 > 知財授業 > 報告 > 「知財授業報告書」兵庫県兵庫県立須磨東高等学校

「知財授業報告書」兵庫県兵庫県立須磨東高等学校

日  時 平成26年2月10日(月) 15:15-16:05
場  所 兵庫県立須磨東高等学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 特許紛争事件の攻防
対  象 1学年231名のうち35名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会
コメント  今回は、神戸市の須磨ニュータウンにある兵庫県立須磨東高等学校を訪問致しました。須磨東高等学校は、「『リーガルマインド(法的思考力・判断力)の育成』を図り、法令や制度をわきまえて、第一線で活躍し、社会に貢献できる人物・職業人を多く輩出すること」を目指されているようです。今回、キャリア教育の一環として、様々な職業の方を講師とする「特別授業」を企画され、弁理士会近畿支部にも、出前授業のご依頼がありました。今回の特別授業には、我々弁理士の他、小説家や、薬剤師、看護師等の方も講師として参加していました。今回は、1学年231名のうち35名に、弁理士会の授業を受けていただきました。
 授業は、五郎丸正巳弁理士の司会で進みました。知的財産および弁理士簡単なレクチャーをした後、特許権の取得および活用を、「おにぎりパック」を題材にした約40分の寸劇で学びます。この寸劇では、古田昌稔弁理士が演じる「発明者」が、淡路俊作弁理士が演じる「弁理士」のサポートで特許権を取得します。また、侵害の場面では、「発明者」と、宮崎栄二弁理士が演じる「侵害者」が激しく口論し、熱くなっている「発明者」を、「弁理士」が諭します。
 今回演じた寸劇は、「侵害者」の実施品が特許発明の技術的範囲に含まれるか否かがグレーであり、加えて、クロスライセンスまで登場する難解なものなのですが、生徒の反応は総じて良かったように感じました。寸劇の途中で、発明者の主張と侵害者の主張のどちらに賛同するかについて挙手していただいたときも、生徒は皆、積極的に手を挙げてくれました。
 授業の最後に、質問形式で、生徒と意見交換を致しました。35名の生徒は、今回の授業に参加するまで、誰も「弁理士」という職業を知らなかったようです。でも、今回の授業を通じて、「弁理士」という職業に興味を持っていただいたようで、「どうやったら弁理士になれるの?」「大学の法学部に進む必要があるの?」という問い掛けもありました。
 須磨東高等学校の生徒からは、「礼儀正しい」という印象を受けました。廊下ですれ違う生徒が、皆大きな声で挨拶をしてくれました。この礼儀正しい生徒の職業選択の一つに、「弁理士」が加わったのであれば、今回の訪問の大きな成果だと思います。
 ところで、今回の須磨東高等学校、事前に調べたところ、神戸市営地下鉄「妙法寺」駅から約500mということが判ったので、我々講師陣は、「妙法寺」駅から徒歩で向かったのですが、「妙法寺」駅から須磨東高等学校まで、非常に深い谷を一つ越えなければなりませんでした。「こちらの生徒は、毎日こんな急な上り坂を上って通学しているのか?」と驚いていたのですが、教頭先生にお話を伺うと、大半の生徒は、1つ隣の神戸市営地下鉄「名谷」駅を利用しており、その「名谷」駅からだと少し遠いが、アップダウンがほとんどないとのことでした。今回は、直線距離の近さで「妙法寺」駅を選んだのですが、直線距離だけ選んでは駄目だと痛感致しました。

以上



   

興味津々の生徒達に講義を行う講師陣
(左写真左から 五郎丸 正巳、宮崎 栄二、古田 昌稔、淡路 俊作 各弁理士)

近畿支部知財授業担当 五郎丸正巳


« 戻る