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知財授業報告書「青少年のための科学の祭典大阪大会」

関西会知財授業担当 中山 聡、河上 哲也


日  時 令和元年8月17日(土)13:40~14:30(工作室B)
    8月18日(日)14:40~15:30(工作室A)
場  所 青少年のための科学の祭典大阪大会
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(片手で持てるかな)
対  象 児童など 58名(一日目 29名、二日目 29名)
担当部署 日本弁理士会関西会 知財普及・支援委員会
講  師 8月17日(土)小林 義周、中山  聡
8月18日(日)後  利彦、河上 哲也
コメント  今回の知財授業は、イベント「青少年のための科学の祭典2019」の工作教室の一つとして行われました。当日は、気温が40度に迫るほど極めて暑い日ではありましたが、台風一過で素晴らしい夏空に恵まれました。
 今回、小林弁理士、中山が一日目の授業を担当し、後弁理士、河上弁理士が二日目の授業を担当しました。また今回は、前回までと違って、一日目と二日目とで同じコンテンツ「片手で持てるかな」がテーマとなりました。
 一日目の授業には、小学校に入る前から小学校低学年くらいまでの児童達が参加してくれました。小林弁理士による導入のパートの後に製作のパートが始まると、早くも何人かの児童は、サラカップルとほぼ同じ形態の作品をつくっていました。「この年齢の児童達ではサラカップルの形態を思いつくのは難しいだろうな」と思っていましたので、児童達の頭の回転の早さに正直、驚いてしまいました。
 授業が進んで作品が幾つか出来上がると、小林弁理士が作品の中から面白そうなものを選び、作品の特徴の紹介や、課題に対するアドバイスを行いました。児童達は授業に対してとても積極的であり、多くの児童達が、自分の作品を紹介してもらうために手を挙げてくれました。全員の作品を紹介しきれなかったことが、本当に残念です。
 二日目の授業は、小学校低学年、中学年くらいまでの児童達が参加してくれました。冒頭、後弁理士からの挨拶で、保護者の方を含め参加者の皆さんはリラックスできたようであり、穏やかな雰囲気でありながら、その後は、活発な活動となりました。
 授業の目的・作業内容の説明を終え、いざ作品の製作を開始すると、早々に一人の児童が、前に出て、サラカップルの原形といえそうな作品を持ってきてくれました。後弁理士により、その作品に対して品評が行われ、それに対する新たな課題が提案されました。するとその後、授業の終了時間まで途絶えることなく、列ができるほど次々に児童達は作品を持ってきてくれ、多くの児童が自らマイクをもって自分の作品の特徴、利点、工夫した点等の紹介を行いました。
 授業の導入のパートで、後弁理士より、発明のみならず、デザイン(意匠)及び作品の品名(商標)についても発表してもらいたい、という提案がされました。この提案に対して、ある児童が全体形状は既に紹介されたものと同じであるが、皿部分に新聞の切り抜きを貼り付けて美観が工夫された作品を持ってきてくれました。後弁理士は、この作品をもとに知的財産権は、特許権のみではなく、意匠権もあり、その制度についての解説が丁寧にされました。作業の間、両弁理士が巡回している中で、作品の品名(商標)についても、アイデアを出してくれた児童がいました。残念ながら、恥ずかしいという理由で、発表に至ることはできませんでしたが、児童達が、両弁理士の提案に対して、反応してくれたことは、非常に嬉しく思います。
 夏休みも終わりに近くなり、宿題が気掛かりになっている児童達もいたと思います。今回の知財授業が、宿題を終えるための助けになることは勿論、発明することの楽しさに児童達が気付くための良い機会になることを、願います。


 

 

青少年のための科学の祭典大阪大会での講師陣の様子


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