HOME > 知財支援活動 > 知財授業 > 報告 > 知財授業報告書「大阪市立加賀屋東小学校」

知財授業報告書「大阪市立加賀屋東小学校」

関西会知財授業担当 中野 賢太


日  時 令和3年7月12日(月) 9:45-10:30、10:50-11:35
場  所 大阪市立加賀屋東小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(片手でもてるかな)
対  象 5年生2クラス77名
講  師 赤岡 和夫、中野 賢太
コメント  今回は大阪市立加賀屋東小学校を訪問し、発明工作授業「片手でもてるかな」を行いました。加賀屋東小学校は南海本線粉浜駅から徒歩10分ほどで、下町の住宅街の中にありました。大リーグで活躍した黒田博樹選手の母校だそうで、児童に聞いても、黒田選手は自慢の先輩のようでした。
 授業は、5年生の2クラスで、1クラスずつ、計2回行いました。司会は、赤岡弁理士と私、中野が交代で1回ずつ担当しました。
 授業の流れは次の通りです。最初に、カップヌードルを例に発明の説明をします。次に「片手でジュースとポップコーンを持ちたい」という困りごとの解決のため、お皿2枚とカップ2個を使って、生徒各自で工作を行います。最初はヒントなしに自分の頭で考えます。子どもたちの発明を順番に紹介して、それを参考に、いろいろな工夫を行います。最後に実際の製品(サラカップル)を見せ「お店で売ってるから探してみようね」と説明します。工作を通じ、発明の楽しさと、自分たちの発明が生活の役に立つのを実感するのが目標です。
 あるクラスでは、工作開始から5分も経たないうちに、製品とほぼ同じ発明を児童が完成させました。これだけでも驚きですが、もっと驚いたのはここからです。最初の発明を紹介したところ、発表された発明の発展形や、アプローチが違う発明など、面白い発明が次々に生まれていきます。いい発明をするには周囲の雰囲気が重要だと感じました。
 別のクラスでは、コップを2つ繋げ、一方にポップコーンを、他方にジュースを入れるという発明がされました。最初にお皿2枚とカップ2枚を渡しましたが、ポップコーンをどれに入れても構いません。また、すべての材料を使う必要もありません。ゼロから考えることのすばらしさ、難しさを教えてもらいました。
 黒板には、2つのことを板書しました。1つは「発明とはちょっとした不便なことを解決したり、より快適な生活をおくることができるようにしてくれるもの」という言葉。もう1つは「弁理士」です。アイデアを生み出すことの大事さと、それを保護する専門家の存在。どちらか一つでも子どもの記憶に残れば、講師として大変嬉しく思います。


発想力豊かな児童達と工作を行う講師



※「カップヌードル」は日清食品ホールディングス株式会社の登録商標です。


« 戻る