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「知財授業報告書」滋賀県甲賀市立信楽小学校

日  時 平成22年10月27日(水) 10:40-11:25、11:30-12:15
場  所 甲賀市立信楽小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業
対  象 5学年2クラス62名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント  今回私たちが訪れたのは、滋賀県の南部に位置する甲賀市立信楽小学校です。5年生の児童たち2クラスにそれぞれ45分の発明工作授業を行いました。信楽と言えば、あの「狸の置物」で有名な信楽焼の産地です。校舎に入りまず目にしたのは、児童たちの数々の焼物の作品でした。玄関、廊下、校長室、といたる所に力作が飾ってあり、今回授業を行った美術室にも、1年生から6年生までの作品が所狭しと置いてありました。また、陶磁器を制作するために使う「ろくろ」がクラスの人数分置いてありました。
 発明工作授業では、プラスチック製の皿、ビー玉、工作用紙を使って「回転台」を児童たちに製作してもらいます。皿の中にビー玉を入れ、工作用紙から切り抜いた蓋をその上にかぶせる形を原型として、蓋(回転台の上部分)をスムーズに回転させるための工夫やビー玉の動きを適切に規制するための工夫が求められます。さすが、工作に親しんでいる児童たち、「始めましょう」と言うとすぐに手を動かして取組んでくれました。信楽小の児童たちには「ろくろ」という身近な回転台があるため、内容を理解しやすかったのかもしれません。
 発明工作授業で作成する回転台の完成品の形は一つではありません。回転台の蓋がうまくまわるための仕組みは様々だからです。場合によっては、同じような形の作品ばかりできてしまうこともあるのですが、信楽小学校の児童たちは実にさまざまな形の作品を作ってくれました。授業の途中で、制作の参考にしてもらうために出来上がったいくつかの作品を紹介していっても、他人のアイデアに倣うことなく、自分独自の作品を作ろうとする児童たちが多かったように思いました。
 土と炎から、素晴らしい美術品や工芸品を作りだしてきた信楽の地で育まれた児童たち。もの作りの楽しさに小さい頃から慣れ親しんでいる彼らが、その独創性を発揮して、将来新たな発明を生みだしてくれることを期待します。



独創性豊かな児童たちと工作を行う講師陣
(左写真左から 岸本 忠昭、立川 伸子 各弁理士)



近畿支部知財授業担当 立川 伸子


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