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「知財授業報告書」 大阪府立藤井寺工科高等学校

日  時 平成22年2月18日(木) 午前11時40分~午後0時30分
場  所 大阪府立藤井寺工科高等学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 「特許紛争事件の攻防」
対  象 2学年2クラス 78名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント 今回私たちが訪れたのは、大阪府立藤井寺工科高等学校です。本校は、工業関係の仕事の技術を身につけることを中心に、産業技術に関する幅広い知識と経験を学ぶことができる学校です。校舎に入ってすぐのところに校内案内図があり、そこには「産業ロボット実習室」や「電気機器実習室」「制御製作実習室」など興味深い名前のたくさんの教室が並んでいました。
また本校では知的財産教育にも力を入れておられ、3年前から「産業財産権」の授業が実施されているそうです。特許や実用新案といった発明に関する基礎的な知識に加えて、IPDL講習など実務的な内容まで学習するとのことです。そのような知財教育の一環として、昨年に引き続いて私たち弁理士が知的財産特別授業をさせていただきました。
高校生向けの知財授業は、「特許紛争事件の攻防」と題して二人の経営者とそれぞれの顧問弁理士が登場する寸劇形式で進められ、その内容は特許出願、特許権の取得、その後の侵害事件、と高度なものを含んでいます。説明が長い部分もあるのですが、生徒達は熱心に授業を聴いていましたし、途中何度かこちらからする質問にもきちんと答えていました。実習を通して産業技術を具体的に学んでいるため、生徒達は発明や特許に関心があり、またその理解も十分に進んでいると感じました。さらに、知的財産権の授業を担当されている(電気科の)先生も非常に熱心で、特許権や実用新案権など知的財産権のことや弁理士についてもよく御存知でした。学校から出願もされているそうです。
高校を卒業後、社会人になる生徒達も多いとのことですので、技術、発明、「もの作り」の一番近くにいる工科高校の生徒達に、特許出願、特許権の取得、特許権の効力(権利行使)、さらにはそれらに弁理士がどのように係わっているのかを学んでもらえるのは、とても有意義だと思いました。春の訪れを感じさせる帰り道は、とても爽やかでした。



真剣な生徒達に講義を進める講師陣
(左写真左から 山口慎太郎、立川伸子、村上太郎、千原清誠 各弁理士 )



近畿支部知財制度普及委員  立川 伸子


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