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「知財授業報告書」 帝塚山高等学校

日  時 平成22年1月15日(金) 午前8時50分~10時30分
場  所 帝塚山高等学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 「特許紛争事件の攻防」
対  象 3学年 50名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント 今回の知財授業は、奈良市の帝塚山高等学校の三年生の50人の女子生徒に行いました。彼女等は、すでに大学進学を推薦等で決定しているとのことでした。帝塚山高校では、昨年に引き続いて二度目の知財授業です。
帝塚山高校が属する帝塚山学園は、幼稚園から大学院まで揃っており、帝塚山大学の法政策学部には知的財産・国際取引法コースも設置されています。そのせいかどうかはわかりませんが、『弁理士』という資格を聞いた事があるという生徒もいました。
さて、高校生向けの知財授業は、二人の企業家とそれぞれの顧問弁理士との合計4人の登場人物の寸劇形式で進められます。
二人の企業家のそれぞれの製品が、それぞれ相手方の特許権を侵害し、しかも両者とも相手方の特許権を無効にはできないという非常に混み入った状況下でのやり取りです。
このような混み入った状況を知的財産、それどころか特許というものに白紙状態の高校生相手に分かりやすく説明するのは非常に難しいものです。
それでも、一時間目の寸劇は、我々4人の熱演(怪演?)のたまものか、所々に笑い(失笑?)も入ったものになりました。
二時間目は、我々が高校生の時代にどういった職業に就きたいと思っていたか、どうして弁理士という職業を選択したのか、弁理士という職業を日々どのように送っているかなどのいわゆるキャリア形成についてお話しをしました。
大学に合格したばかりで楽しい大学生生活に夢と希望を抱いている彼女たちにとって就職、仕事はまだまだ先のことでもありますが、真剣な面持ちで聞き入ってくれました。
高校生向けの知財授業の目標は『弁理士とはどんな職業か。弁理士が扱う知的財産とはどんなものか。』であり、小学生、中学生向けの知財授業の目標『だれもが発明を考えることができる。そして発明を考えることは楽しい。』とは大幅に方向性が違っています。
しかし、方向性は違いますが、知財授業を通じて知的財産という存在と、それを守り産業の発達に寄与するという我々弁理士の存在を知ってもらうことが、これからの我々弁理士、引いては知的財産分野の発展の一助となればと思って活動を続けていくつもりです。



真剣な生徒達に講義を進める講師陣
(左写真左から 道坂伸一、大西正夫、岡本智之、千原清誠 各弁理士)



近畿支部知財制度普及委員 大西 正夫


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