HOME > 知財支援活動 > 講師派遣 > 報告 > 講師派遣報告書「関西インターナショナルハイスクール 特許って何?(特に薬の特許)」

講師派遣報告書「関西インターナショナルハイスクール 特許って何?(特に薬の特許)」


日  時 平成29年12月6日(水)午後2時40分~4時15分
場  所 関西インターナショナルハイスクール(大阪市阿倍野区松崎町2-9-36)
主 催 関西インターナショナルハイスクール
対象者 高校1~3年生 19名
テーマ 特許って何?(特に薬の特許)
講 師 冨田 隆之 会員(登録番号16830)
内 容  前半は知財授業で使用している「おにぎりパック」のコンテンツの前半部分を使用して講義を行った。その後、知的財産の概略、主に特許を中心に基礎的部分を説明した。
 後半は、医薬と特許について説明した。
・医薬特許の特殊性、薬の開発には莫大な費用が必要であり、新薬開発には資本力のある大会社でないとリスクが高くてできないこと
・新薬を開発しても日本国内のみでは開発費用を回収できないので、外国に特許を取得することが重要であり、一つの薬の発明を100ヶ国に出願する場合があること
・近年の医療技術、特にバイオ医薬品のめざましい進歩に伴い高額医療が医療保険制度を圧迫しつつあること、その対策等
・医薬特許は開発に毒性試験・臨床試験と薬として認められるために少なくとも10年程度を要することより存続期間延長制度があること
・近年のジェネリックと新薬の関係、医療保険制度
 等について説明した。
 最後に、国際的観点から医薬品アクセス問題(Access to Medicine)について説明し、経済的に不利な状況にある国民に対して人道的・倫理的観点から利益を度外視した対応を執ることで企業イメージの改善に繋がることについても言及した。


執筆者:冨田 隆之