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パテントセミナー2012 神戸パテントセミナー(午前の部)報告書

日  時 平成24年2月25日(土)10時00分~12時30分
場  所 神戸市産業振興センター
テーマ 発明の発掘とブラッシュアップ
講  師 弁理士 吉岡 亜紀子氏
受講生 71名
コメント  午前の部は、弁理士会近畿支部知財制度普及委員(私)による主催者挨拶で始まりました。この挨拶では、受講者の方々に、「今年度から、兵庫パテントセミナーを、神戸パテントセミナーと姫路パテントセミナーに分けたので、これからは、神戸だけではなく、姫路のパテントセミナーの受講も是非検討していただきたい」という趣旨のお話をさせていただきました。
 続いて、いつも元気一杯の吉岡亜紀子先生による「発明の発掘とブラッシュアップ」の講義が始まりました。この講義の前半では、「発明の創作」、「発明の発掘」、「発明のブラッシュアップ」についての説明と練習が行われました。まず、「発明の創作」の練習では、不便・不具合に注目して発明を展開するという練習と、発明を具体化する練習をしました。この練習の中で吉岡先生がポイントとして挙げられたのは、「○○○であるようにする」という解決手段を考えたら、「○○○でないようにする」ことも考えることが大切である、という点です。次に、「発明の発掘」と「発明のブラッシュアップ」の練習では、コップの発明や、コップ付のお皿の発明を題材に、「発明の本質を捉えるために実施品の構成をありのまま、見たままに書き出す」、「発明の本質を捉えるために実施品の構成による作用・効果を考える」、「作用・効果から実施品の構成を上位概念化する」という練習をしました。これらの練習は、大変実践的であり、吉岡先生が、日頃の業務で、一件一件の出願を、如何に大切に考えておられるかということを痛感させるものでありました。受講者の方々の中には、知財業務に携わっておられる方も多かったようですが、このような練習をされた方は(私も含めて)殆どいなかったようで、皆さん悪戦苦闘しながら、楽しく練習に取り組んでおられました。
 また、講義の後半では、「特許情報の調査」についての講義と練習が行われました。この講義の中で、吉岡先生は、検索(特にキーワード検索)における「ノイズ」と「漏れ」を少なくするための手法を力説されました。吉岡先生の講義は、全体を通じて、大変独創的で、実践的な内容であり、知財実務の初心者は勿論、私も含めた知財実務の経験の長い受講者にとっても、大変有益で、当分の間忘れ得ない、インパクトの強い講義でした。




講師:吉岡 亜紀子 氏


会場の様子

執筆者: 近畿支部知財制度普及委員会 水田 愼一


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