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パテントセミナー2012 和歌山パテントセミナー 報告書

日  時 平成24年1月21日(土)14時~16時
場  所 和歌山商工会議所
テーマ 特許調査入門
~特許電子図書館で調査するために~
講  師 弁理士 立川 伸子
受講生 10名
コメント  「特許調査は、インターネット環境があれば、無料で使用できるIPDL(特許電子図書館)で誰でも自分でやってみることができます。キーワードを入力すれば、検索結果が目に見えます。でも、実はとても奥の深いものなんです。」
 このように講義を始められた立川伸子先生は、今回のパテントセミナーでは、主に技術動向調査と出願前調査に焦点を当ててご解説されました。特許調査の経験の有無を初めに参加者に尋ねたところ、全く経験のない方がいらっしゃったこともあり、調査に慣れている方なら無意識に使ってしまうような用語についても、ひとつひとつ、図解等しながら丁寧に説明されました。参加者の中には大きくうなずきながら聴いていらっしゃる方も見られました。このようなご説明は、入門者の方にはもちろん、調査の実務経験のある方にとっても、これまでの知識を整理するのに役立つものであったと思います。
 また、「特許調査は時間との勝負です。」と言い切り、短い時間で精度よい調査をするための工夫や考え方についてもお話しされました。さらに、例えば、効率を上げる余地のあまりない文献番号検索についても、検索の仕方に留まらず、検索して上ってきた文献から読み取れる情報をひとつずつ説明されるなど、このセミナーで初めて特許調査に触れる方にもついて行きやすい講義であったと感じました。
 後半では、立川先生ご自身が興味を持っているという実際の製品を題材にして、検索の条件の入れ方と結果との関係や、見落とされがちな注意点についてご説明されました。
 「1つの方法で100件集めるよりも、1の方法につき10件ずつ、10の方法で100件集める方がよいのです。」とのご説明もあり、その理由についても、例を挙げながら丁寧に解説されました。
 特許調査の経験のある方もない方も、本日のセミナーに参加された方々は、後日、ご自分で特許調査のおさらいをしたくなるだろうと思いました。和歌山は大雨でしたが、お集まりいただいた参加者の皆さんには有意義な時間をお過ごしいただけたものとうれしく思います。




講師:立川 伸子 氏


会場の様子

執筆者: 近畿支部知財制度普及委員会 吉岡 亜紀子


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