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近畿支部設立30周年 パテントセミナー2014 京都 午後の部 報告書

日  時 平成26年12月6日(土)午後2時~午後4時30分
場  所 京都商工会議所
テーマ 特許翻訳入門
講  師 弁理士 田中 達也氏
受講生 93名
コメント 今回のパテントセミナーは、京都御所と二条城との間にある、京都商工会議所で行われました。「今季で一番寒い日」という天気予報の通り、当日は、昼間でも寒さの厳しい日でした。しかし、そのような中でも、数多くの方がセミナーに参加されました。テーマの重要性と参加された方の意識の高さが、しっかりと伝わってきました。
今回、表記テーマに基づいて、田中達也弁理士による二時間半の講義が行われました。
講義の前半では、まず、特許翻訳についてのお話がありました。「英日翻訳はクレームが難しく、日英の翻訳は明細書が難しい」「正確な翻訳とは、言葉の一致ではなく技術内容の一致である」など、翻訳業務を行う上で重要な心構えをお話されました。次に、田中弁理士が作成された公報を題材に、米国の出願書類の構成とその留意点をご説明されました。
講義の後半では、田中弁理士が準備された、前置詞に関する翻訳演習が行われました。「学校で習った使い方では不十分な場合がある(between・among)」「似た意味でも概念の広さが違う(support on/support by)」など、前置詞を使う上で留意すべき点をご説明されました。また、「頭が大きくなるような文章は作らない」「前から読んで理解できる文章を作る」といった、さらに上を目指すための翻訳技術についても、併せてお話されました。入門の枠を超えたレベルの高い講義と、田中弁理士の熱の入った講義スタイルは、参加された方にとても好評でした。
最近は、極めて質の高い日本語の翻訳が海外で行われている、と聞きます。そのため、特許業界において、これからの翻訳業は一層厳しいものになってくると想像できます。参加された方にとって、今回のセミナーの内容が、今後の翻訳業に役立つものであってほしいと思います。

執筆者: 近畿支部知財普及・支援委員会 中山聡




講師:田中 達也氏


会場の様子

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