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パテントセミナー2018 大阪基礎編 第2回 報告書

日  時 平成30年10月20日(土)午前10時~12時30分
場  所 日本弁理士会近畿支部
テーマ 特許・実用新案入門
講  師 弁理士 淡路 俊作 氏
受講者 79名
コメント  パテントセミナー2018の大阪での基礎編第2回目は、弁理士の淡路俊作氏をお招きして「特許・実用新案入門」というテーマでご講義頂きました。当日は朝から小雨が降っていたにも関わらず大勢の受講者に来て頂きました。
 最初に、講師から受講者の知財経験について質問があり、8割程度の方が知財経験1年未満ということが分かり、本セミナーの対象とされる方に多くご出席頂けていることが分かりました。
 講義では、まず初めに知的財産権の全体構造について説明がありました。ご自身のスマートフォンを見せながら、特許権、実用新案権、意匠権、商標権がそれぞれ何を保護対象としているか、また、権利者のみならず需要者の立場からも、知的財産権の有用性について大変分かりやすく紹介され、受講者の関心をグッと惹き付けておられました。
 そして、特許権を取得した場合の権利活用(差止請求、損害賠償請求、実施権の許諾、譲渡)、特許権を取得するまでの流れについて説明がなされました。その中では、発明を特許出願する際に、何を提出しなければならないのか、クイズ形式で受講者に質問するなど、受講者の興味をひくような工夫を凝らされていました。また、具体例としてカドケシの明細書を題材に、請求項の権利範囲の考え方について分かりやすくご解説頂きました。
 続いて、特許出願から登録までに掛かる費用、特許の対象となる発明、新規性・進歩性・記載要件、拒絶理由とその対応について説明があり、特許権取得までの流れや手続きについて受講者の方々にしっかりとご理解頂けたものと思われます。
 後半の講義では、J-PlatPatを用いた特許調査について説明がありました。中でも、特許調査の目的として、出願した自己の特許出願が新規性や進歩性を有しているかどうかというだけでなく、誤って第三者の権利を侵害しないためにも重要であることを強調して話されており、多くの受講者がその話に集中していました。
講義では、法律用語が多く登場しましたが、具体例を挙げながらわかり易く丁寧にご説明されており、知財経験が少ない受講者にとって基礎知識が十分得られたものと思います。また、休憩中やセミナー終了後も質問される方も多く、受講者にとって、関心高い講義内容であり、有意義な時間をお過ごし頂けたものと思いました。

執筆者: 後  利彦





講師:淡路 俊作氏


会場の様子

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