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パテントセミナー2018 大阪応用編 第2回 報告書

日  時 平成30年12月8日(土)午後2時~4時30分
場  所 TKPガーデンシティPREMIUM大阪駅前
テーマ 商標権侵害の法的対応の現場と実際~当事者目線からどのように対応すべきか~
講  師 弁護士・弁理士 三山 峻司 氏
受講者 103名
コメント  パテントセミナー2018の大阪応用編第2回は、弁護士・弁理士の三山峻司氏に「商標権侵害の法的対応の現場と実際」というテーマで講義いただきました。当日は急に冷え込んだ一日となりましたが、応用編第1回に続いて100名を超える大勢の受講者の方に参加いただきました。
 講義の前半では、商標権だけではなく特許等の知的財産権全般について侵害訴訟を戦う実務ポイントを分かりやすく説明いただきました。具体的には、訴訟提起前の段階(前哨戦)、訴訟の段階、訴訟終了後の段階の各段階において、実務上注意すべき点を解説していただきました。
 講義の後半では、商標権侵害訴訟にスポットをあて当事者目線からの実務対応について説明いただきました。具体的には、商標権侵害の法的対応の実際と現場、商標権の侵害判断の特徴と実際、商標法38条の推定規定による損害賠償請求、被告側からの抗弁事由、利用態様が絡む典型事例、商標の審判ルートの対応等について、解説していただきました。
 講義全体を通して、三山氏のご経験に基づくお話を随所に挟んでいただき、とても具体的で分かりやすい講義であったと思います。また、本当に多くの気づきがあった講義で紹介したいことも沢山あるのですが、その中でも私自身最も印象的だった三山氏の話があります。それは、“裁判例を読む場合は裁判所の判断理由(結果)を中心に読みがちだが、原告がどのように裁判を組み立てようとしたかを考えるとよい”という点です。判決には表れてこない原告の訴訟戦略を知ることができるそうで、それを知ることで実際に訴訟実務をする上でとても参考になるそうです。
 あっという間に2時間半が過ぎて質疑応答時間をとれなくなってしまったのですが、三山氏ご自身の訴訟体験を存分に聞くことができ、受講者の方には有意義な時間をお過ごし頂けたと思います。


執筆者: 道坂 伸一





講師:三山 峻司氏


会場の様子

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