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「三会による大学生を対象とした専門家講座」 報告書

日 時 平成30年11月17日(土)午前10時40分~午後2時30分
(2時限目:午前10時40分~12時10分、3時限目:午後1時~2時30分)
場 所 関西大学 千里山キャンパス
主 催 日本弁理士会近畿支部・日本公認会計士協会近畿会・大阪弁護士会(三会)
テーマ 企業活動と経営戦略
~事業戦略・研究開発戦略・知的財産戦略の三位一体戦略に関する事例研究~
講 師 弁理士 中井 正樹 氏
公認会計士 藤原 祥孝 氏
弁護士 赤松 俊治 氏
対 象 工学部学生他334名(2時限目:113名、3時限目:221名)
担 当 日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会
内 容  今回の実務家講座は、過去4年間において同大学の学生に向けて実施している講座を引き続き開催するもので、知財関連授業の午前・午後の2コマにて、知財の形成、活用、収益構造などについて、弁理士、公認会計士、弁護士の立場から解説を行った。
 具体的な内容としては、近年、知財戦略に注力しているキヤノン株式会社の事例を取り上げ、事業戦略に沿った①権利化、② 権利の活用、③ 収益化について、弁理士、弁護士、公認会計士の三士業がそれぞれの観点からその概要を説明した。
 まず、藤原氏が、会計の視点からキヤノンの経営環境について解説した。そして、貸借対照表B/S、損益計算書P/L等の会計に関する一般的な説明をするとともに、SWOT分析でキヤノンの複写機ビジネスを分析しながら解説を行った。また、会社が高収益を維持するためには研究開発への注力が重要である等といった解説を行った。
 続いて、中井氏が、知財(特許)の観点から解説を行った。具体的には、特許制度の仕組みや、特許請求の範囲の記載等、特許に関する基本的な解説を行い、断面鉛筆の事例を用いて発明の本質の捉え方について解説を行った。そして、シャチハタ(登録商標)の事例を用いて特許権の効力・消尽について解説を行った後、キヤノンのインクタンク事件における特許権の内容及び特許権侵害認定についての解説を行った。
 最後に、赤松氏が、インクタンク事件の概要について説明するとともに、民事訴訟の流れ、原告被告の主張、裁判所の判断、その他の取り得る措置について解説を行った。

報告者:知財普及・支援委員会 中井 正樹







講義風景




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