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「三会による大学生を対象とした専門家講座」 報告書

日 時 2020年11月21日(土)午前10時40分~午後2時30分
(2時限目:午前10時40分~12時10分、3時限目:午後1時~2時30分)
場 所 関西大学 千里山キャンパス
主 催 日本弁理士会関西会・日本公認会計士協会近畿会・大阪弁護士会(三会)
テーマ 企業活動と経営戦略
~事業戦略・研究開発戦略・知的財産戦略の三位一体戦略に関する事例研究~
講 師 弁理士 竹内 美保 氏
公認会計士 川喜多 由博 氏
弁護士 富田 詩織 氏
対 象 238名(2時限目:102名、3時限目:136名)
内 容  本実務家講座は、三会協働事業における大学生向け講座として継続して実施しているものであって、関西大学では以前より古谷栄男弁理士が理系学生向けに行っている「知的財産権法」の授業のコマを頂き特別授業として実施しており、本年で六年連続の開催となる。
講座では、知財の形成、活用、収益構造などについて、弁理士、公認会計士、弁護士の立場からそれぞれ解説を行い、具体的には、知財戦略に注力しているキヤノン株式会社の事例を取り上げ、事業戦略に沿った①権利化、② 権利の活用、③ 収益化について、弁理士、弁護士、公認会計士の三士業がそれぞれの観点からその概要を説明した。
 まず、公認会計士の川喜多氏が、財務の観点から解説を行った。具体的には、キヤノンの会社名の由来、沿革の話をした後、同社の経営環境、収益を維持するための同社のビジネスモデルについての解説を会計の基本的な知識の説明も織り交ぜながら行った。
 続いて、弁理士の竹内氏が、知財(特許)の観点から解説を行った。具体的には、特許制度の仕組みや、保護対象となる発明、特許権の効力などについて基本的な解説を行った後、シャチハタ(登録商標)の事例を用いて特許権の効力・消尽について解説を行い、キヤノンのインクタンク事件における特許権の内容及び特許権侵害認定についての解説を行った。
 最後に、弁護士の富田氏が、法務の観点から解説を行った。具体的には、インクタンク事件の概要について説明するとともに、民事訴訟の流れ、原告被告の主張、裁判所の判断、その他の取り得る措置について解説を行った。

(報告者:知財普及・支援委員会 田中 成幸)




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