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パテントセミナー2009 第3回大阪(応用編)の報告

日  時 平成21年2月14日(土) 午後1時30分~4時
場  所 TKP大阪淀屋橋ビジネスセンター
テーマ 欧州特許出願、特に米国出願との比較
~欧州と米国との権利解釈の違い(英文の書き方・考え方)~
講  師 弁理士 木村 進一
受講生 106名
コメント 今回のパテントセミナー応用編は「欧州特許出願、特に米国出願との比較~欧州と米国との権利解釈の違い(英文の書き方・考え方)~」と題して、木村先生が日頃から熱心に研究され、そして得意とされている分野の講義でした。その内容は、EPC 2000から昨年施行されたばかりのロンドンアグリーメントまでの最新情報を含む、極めて広範囲でかつ高度なものです。従って、タイトルや講義資料を目にしただけでは、受け手である受講者さえも緊張してしまうような難しい講義内容だったのですが、木村先生は覚えて置かなければならないポイントを要領よく実際の実務と関連付けて解説して下さったので、解り易く、特に外国向け明細書に携わる実務者にとっては極めて有意義でかつ興味深い講義となったことと思います。
ところで、木村先生は当日体調を崩されており、いつものような覇気のある優しいお声の講義が聞けなかったのが残念です。そして、その2日後にお亡くなりになったと伺い、大変驚いています。
本セミナーにおける外国語明細書に関する講義は、元々木村先生の御提案で始まったものです。そして、最近では、セミナーの中でも1,2の人気を争う看板講座となりつつあっただけに、本当に残念で仕方がありません。
木村先生は、毎回講義の中で、外国特許を扱う者の心構えとして5つ永遠の理念を説かれておりました。私たちは、あらためてこの理念を心に刻んで、故人のこれまでの本セミナーにおける御指導に深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈りしたいと思います。

外国特許を扱う者の永遠の理念
(1)翻訳には言葉は不要(意味・概念または文脈から起草する)。
(2)すべての翻訳は意訳である(直訳は翻訳者の内輪のメモである)。
(3)英語の基本は読解力、読めなければ書けない(読解体力の養成に努める)
(4)TOEIC 900点だけで知財英語をこなすのは危険(翻訳者は代理人である)。
(5)翻訳者は十からもどる一を学ぶこと(千利休「稽古」の心得より)。
                                       弁理士 木村 進一

執筆者: 近畿支部知財制度普及委員会 赤岡 和夫

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