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パテントセミナー2009 滋賀(午前の部・午後の部)の報告

日  時 平成21年1月17日(土)
●午前の部: 午前10時~午後0時30分
●午後の部: 午後1時30分~4時
場  所 草津市立市民交流プラザ
テーマ ●午前の部
  知っておきたい特許明細書 ~特許明細書の見方、書き方、使い方~
●午後の部
  拒絶理由通知に対する応答について ~進歩性違反を解消するには~
講  師 ●午前の部  弁理士 居藤 洋之
●午後の部  弁理士 沖中   仁
受講生 ●午前の部 121名
●午後の部 131名
コメント 午前の部は、日本弁理士会近畿支部副支部長(本報告者の宮崎栄二)による主催者挨拶、滋賀地区会副地区会長(櫻井健一会員)による挨拶に始まり、次いで「知っておきたい特許明細書」について居藤洋之先生による講義がありました。この講義では、特許出願の必要書面、特許請求の範囲・明細書・図面・要約書のそれぞれの役割や記載の仕方、さらには技術文献・パテントマップ・無効化資料等としての特許明細書の使い方等の盛り沢山な説明がありました。特許明細書は権利範囲や後願排除等の内容が確定し重要な書面であることに間違いありません。講義では、身近な分かりやすい例を挙げて、特許請求の範囲や明細書を作成するに際して、審査、権利取得、権利主張等のため実務に留意した内容を詳細にかつ分かりやすく説明して頂きました。講義終盤、講義後にも活発に質疑応答され、知財に携わる実務家にとっても有意義な内容であったと思います。
午後の部は、滋賀地区会副地区会長(楠本高義会員)による挨拶に始まり、その後に「拒絶理由通知に対する応答について」について沖中仁先生による講義がありました。この講義では、特許庁で行われている審査の現状、審査に関連する法制度の紹介、及び特許法第29条の内容の説明等があり、休憩後に、複数の事例を挙げて、進歩性違反の反論の手法を詳細にかつ分かりやすく説明して頂きました。進歩性違反の対応として審査官の起案するロジックに反論する必要があること、そして、進歩性違反の解消に有効な主張ポイントを詳しく説明して頂きました。この午後の講義でも、活発な質疑応答がなされ、知財関係者にとって実務上重要な進歩性違反の対策として参考になり、有意義な内容であったと思います。
当日は、午前・午後とも定員を超えて椅子席を設けるほどの盛況ぶりでありましたが、滋賀地区会より浅野能成会員の名司会にて円滑に進行が図られ、また、設営や人員誘導等も円滑に運営できたことは、滋賀地区会より多くの助っ人の協力が得られたことであり、ご協力頂きました滋賀地区会員の方々に感謝を申し上げます。


講師:居藤 洋之 氏


会場の様子
   


講師:沖中 仁 氏


会場の様子

執筆者: 近畿支部知財制度普及委員会担当副支部長 宮崎栄二

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