HOME > 知財支援活動 > セミナー情報 > 弁理士の日記念事業 > 平成26年度 弁理士の日 記念講演会「3Dプリンタ技術の新潮流 ~温故知新で知財とともに次世代ビジネスに挑む~」

平成26年度 弁理士の日記念講演会


3Dプリンタ技術の新潮流
~温故知新で知財とともに次世代ビジネスに挑む~



平成26年度は終了しました。たくさんのお申込みありがとうございました。



日本弁理士会近畿支部では、知的財産権制度及び弁理士制度の啓発、普及を目的として、毎年7月1日の「弁理士の日」を記念して、知的財産権に関する記念講演会を開催しております。
※明治32年(1899)、弁理士法の前身である「特許代理業者登録規則」が施行されました。その施行日を記念し、7月1日を「弁理士の日」に制定しました。



3Dプリンタは、例えば、安価な多種少量生産や短期間での試作、また、パーソナルな造形を可能にするなど、ものづくりを大きく変える可能性を秘め、製造業のビジネスモデルや社会のライフスタイルを刷新する可能性が取りざたされている。このため、国家的にも、技術開発に40億円の予算が計上されるなど大きな注目を浴びている。


このような3Dプリンタの歴史は、1980年に、当時、名古屋市工業研究所に在籍していた小玉秀男氏が開発して特許出願した発明に遡る。そして、その全く新しいコンセプトから生み出された技術が、30年以上を経て発展、普及しつつある中、知的財産権に関する熾烈な攻防も繰り広げられつつあり、知的財産戦略の重要性は、より高いものとなっている。


そこで、全く新しいコンセプトから新たな技術を生み出す例としての、3Dプリンタの発明経緯と普及の背景を踏まえた上で、そのような技術が発展、普及し、新たなビジネス形態が生み出されるにあたって強力なツールとなり得る知的財産権について考える。特に、企業視点から見た「事業を守る特許」を根底において、技術開発や新たな応用分野への展開をにらんだ知的財産戦略のあり方を考察する。また、3Dプリンタによって引き起こされるビジネスや社会の革新的変化を、法律的視点も交えて展望し、新たなビジネスや社会の枠組みの中で、知的財産制度や弁理士に求められる役割を考える。



日  時 平成26年6月28日(土)、13:00~16:30(開場 12:00)
会  場 松下IMPホール(大阪市中央区城見1丁目3ー7)
アクセスはこちら
内  容 第1部 基調講演 13:00~14:35

【基調講演1】 13:05~13:50

3Dプリンタの発明経緯と普及の背景

講演者:小玉 秀男 氏(弁理士)

弁理士になる前の技術者時代に、3Dプリンターを発明し、特許の取得に失敗し、3Dプリンターの普及に頓挫し、技術者としての将来に自信を無くして弁理士となった経緯をたどりました。いかなる経緯を経て3Dプリンターに想到したのか、特許取得手続きのどこを誤ったのか、弁理士に依頼していればどうなったか、新技術の普及に頓挫した事情はどんなであったのかを報告します。

 


【基調講演2】 13:50~14:35

3Dプリンタの技術開発動向と知的財産戦略

講演者:菅田 正夫 氏(知財コンサルタント&アナリスト)

基本的な特許の出願から、20年以上が経過し、モノづくりを変革しつつある3Dプリンタ。医療・軍事・食品などの分野で、さまざまな活用法が見いだされています。
本講演では、「技術開発の動向」、さらには「技術開発の成果物である知的財産」を、企業戦略視点から読み解くことを試みます。
「プリンテッドエレクトロニクスとの技術融合」も始まり、各国は3Dプリンタを製造業強化策に取り込もうとしています。知的財産を切り口に、事業開発動向や社会に与える影響にも目を向けます。

 


第2部 一般講演・パネルディスカッション
    (14:50~16:30)

【一般講演1】14:50~15:35

3Dプリンタがある社会の展望~法律家の視点を交えて~

講演者:水野 祐 氏(弁護士 ファブラボ・ジャパン・ネットワーク)

日本における様々な3Dプリンター関連の事業に関わるなかで、3Dプリンターなどのデジタル工作機械を取り巻く社会の現況と可能性について、紹介いたします。
また、3Dプリンターなどが普及した後の社会の展望と、知的財産の保護と利用のあり方について、法律家の視点から考察します。

 


パネルディスカッション 15:35~16:25

昔からビデオ、デジタルコピー機、ソフトウェアなどの画期的な発明が社会に誕生するたびに既存の法律では対応ができなくなり、知的財産制度は改正されて進化してきました。このパネルディスカッションでは、本日の3つの講演を踏まえて「3Dプリンタ」という新しい技術の保護の困難性、ビジネスへの活かし方、今後の法的保護の課題などについてディスカッションします。これからも新しい技術は誕生し続けますので、今後のご参考になればと願います。

コーディネーター:

生越 由美 氏

(東京理科大学専門職大学院教授 弁理士)


パネリスト(講演順):

小玉秀男 氏
発明の発掘、権利化の視点からのご参加

菅田正夫 氏
企業の発明とその活用の視点からのご参加

水野 祐 氏
発明創造の視点からのご参加


参加費 無料
定  員 700名
申込方法 以下のいずれかの方法でお申し込みください。
●インターネットでお申し込み
申込を締め切りました。たくさんのお申込みありがとうございました。

●FAX でお申し込み
申込書(PDF319KB)をプリントアウトして必要事項を記入のうえ、
FAX送信(FAX番号06-6453-8210)してください。※参加証は発行いたしません。当日直接会場までお越しください。
但し、定員となり次第、締め切らせていただきますのでご了承ください。
主  催 日本弁理士会近畿支部
後  援 近畿経済産業局、一般社団法人滋賀県発明協会、一般社団法人京都発明協会、一般社団法人大阪発明協会、一般社団法人兵庫県発明協会、一般社団法人奈良県発明協会、一般社団法人和歌山県発明協会、一般社団法人日本知的財産協会
お問い合せ先 日本弁理士会近畿支部 講演会申込係
TEL:06-6453-8200
※日本弁理士会関西会が行う講演会・セミナー等の案内を希望される場合は→こちら
※日本弁理士会関西会が行う講演会・セミナー等の案内を今後ご希望されない場合は→こちら



    報告


案内


  • キャラバン無料 交通費も完済会負担 知財訪問コンサル
  • 無料相談会のご予約 大阪 京都 奈良