「知財授業報告書」滋賀県東近江市立八日市西小学校
日 時 | 平成23年2月9日(水) 10:50-11:35 |
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場 所 | 東近江市立八日市西小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 君も今日からエジソン |
対 象 | 6学年2クラス59名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 近江米で有名な広大な田んぼが広がる中を進んでいると、豊かな自然環境に囲まれた東近江市立八日市西小学校がありました。大雪の心配をして早めに集合したにも関わらず、小春日和の気候に少々戸惑いつつ学校に着きました。 少し早めに到着し、リハーサルを終えるや否や元気な子どもたちが教室に飛び込んできました。女の子の方が男の子より人数も多くとてもにぎやかな様子でした。 さて、今回は吉岡弁理士が総合司会と弁理士役、渥美弁理士が怪人X役、筆者(後)はF博士役を担当しました。授業の導入から、滑らかな吉岡弁理士のトークにあれだけにぎやかだった子どもたちが吸い寄せられるように引き込まれ、導入段階から子どもたちの熱い視線が我々に注がれることとなりました。 初めは少し緊張気味の子どもたちでしたが、「サラカップル」で渥美弁理士と筆者がカップルとなり一緒にジュースを飲むふりをする辺りから次第に緊張も取れ始め、「カタシャンボトル」や「肩ブレラ」※といった発明品が登場するにつれ、大いに盛り上がってきました。 そして、寸劇では、初めての博士役である少々緊張気味の筆者に対し、博士のかつらのおかげで小さな受けを得て助けられつつ、いよいよ怪人Xの登場です。この役は久しぶり・・・といいながらもさすがはベテランの持ち味で渥美弁理士の熱演に子どもたちも大受けでした。あまりにも怪人Xが悪く見えたのか、どちらの味方かという質問に対し、安い方がいいので怪人Xの味方という筆者の予想を覆し半々位に分かれる結果となりました。 そして最後のクイズの後は、総合学習におけるキャリア教育の一環ということで学校側のリクエストにより弁理士の仕事について一人ずつ話をさせて頂きました。渥美弁理士と筆者から弁理士になったきっかけや仕事の内容について話したあと、最後に弁理士になるためには「理科や算数だけでなく国語や社会など幅広い勉強がいかに大切か」という視点で吉岡弁理士により大変うまく締めくくって頂き、思わずさすが!と思ってしまいました。 授業中は人数が多いため子どもたち全員が発明品に触れることはできませんでしたが、授業終了後、多くの子どもたちが発明品に興味津々で目を輝かせて触ってくれていたことが印象的です。この中から将来の発明家や弁理士が誕生するかな?と予感させる授業になったと思いつつ学校を後にしました。 |

興味津々の児童達に講義を行う講師陣
(左写真左から 後 利彦、吉岡 亜紀子、渥美 元幸 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 後 利彦