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セミナー報告書「令和6年度 第1回 MOBIO-Cafeセミナー」


日  時 令和6年6月13日(木)午後3時30分~午後6時30分
場  所 MOBIO 産学連携オフィスセミナールーム
主  催 日本弁理士会関西会、ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)
テ ー マ 事例から学ぼう、許される模倣と許されない模倣とは
講  師 弁理士 松下 正 氏 
参加者 27名
講義内容

 27名の参加者を得て開催された。講義では、導入部分で、なぜ知財があるのか、なぜ今知財を知ることが必要なのかについて説明され、各知的財産権の事例説明では、各事例においてその模倣は大丈夫か(許される模倣か)どうか非専門家が抱く印象と裁判所の判断結果とでは異なる場合があることを説明された。その後、各知的財産権の概要、各知的財産権の特徴、侵害者に対してできること、侵害予防と調査について説明された。

 具体的には、たとえば、各知的財産権の事例として、オリジナルのイラストと、侵害と指摘されたイラストを並べたものとを提示し、その模倣は大丈夫か(許される模倣か)否かについて抱く印象を参加者に挙手してもらい確認した後、裁判所の判断結果を説明されていた。そして、許される模倣であろうと安易に考えず、疑問に思うときには専門家に相談することが大事であることを説明されていた。

 講義の後の質疑応答では1名の参加者からの質問を受け付けて回答され、他には、参加者からの事前質問を2つ程取り上げ回答されました。具体的には、社内プレゼン資料に、他者が作成した資料やイラストを添付しても著作権侵害になるか、ならないにしても社外にその資料を渡したらの著作権侵害になるのか、中小企業にとって新商品開発はデザインからの場合が多いが特許が取れないものは意匠登録を目指すのがよいのかなどの質問があり、これら各質問について丁寧に回答されていた。

 また、講義の終了後も、参加者個人からの質問を受け付けておられ、時間の許す限り質問に回答されていた。

 講義の終了後には、MOBIO内で交流会が1時間程度開かれ、講師の松下氏及び関西会弁理士を含む20名が参加されていた。


以上
(執筆者:関西会 知財普及・支援委員会 西田 直樹)




【セミナー風景写真】

 

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