「知財授業報告書」兵庫県神戸市立本山第二小学校
日 時 | 平成22年12月17日(金) 9:45-10:30、10:50-11:35、11:45-12:30 |
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場 所 | 神戸市立本山第二小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業 |
対 象 | 4学年5クラス180名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 本山第二小学校では、授業対象が5クラスということであり、3コマと2コマに分かれて、2つの教室での開催となりました。発明工作の課題はターンテーブル(回転盤)を作ることであり、これをビー玉、プラスチック製のお皿、厚紙で作製します。これらの材料でターンテーブル(回転盤)を作製する際、お皿にビー玉をおき、厚紙で作製した蓋を載せただけでは、蓋はビー玉に支持されて滑るものの、上手く回転しません。そこで、厚紙で作製した蓋がお皿からずれないように回転させる工夫や、お皿(或いは蓋)に対して、ビー玉を分散配置する工夫が必要になります。 子どもたちは、お皿に入れたビー玉の上に、厚紙から切り出した蓋を載せ、手で押さえ、ときに頭を抱えながら、まさに試行錯誤しつつ、それぞれのアイデアを基に、徐々にターンテーブルに近づいていきました。 限られた時間の中でも色々なすばらしいアイデアがありました。 お皿の縁の内側に、ビー玉の軌道が作られるように、厚紙でガイドを作る子ども。 厚紙から切り出した蓋の内側に全てのビー玉が収容されるように囲いを造り、お皿に収めた子ども。 厚紙から切り出した蓋の中心にビー玉を固定し、該ビー玉がお皿の中心で回転するように、対向するお皿の中心のまわりにリング状にビー玉を並べて固定した子ども。 反対に、色々とユニークな失敗例もありましたが、それも良い経験になったのではないでしょうか。 いずれのコマもあっという間の45分で、完成度50%という子どもも多かったですが、みんなすごく楽しそうに考えていたので、もう少し時間を用意して完成させてあげられればよかったなあと思いました。 |

「発明工作授業」での講師陣の様子
(右写真左から 鹿嶌 宗、千原 清誠、宇治 美知子、藤本 好信、山根 広昭 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 山根 広昭