令和7年度「弁理士の日」記念事業(兵庫)報告書
| 日 時 | 令和7年6月21日(土)午後1時00分~午後3時30分 第1部 午後1時00分~午後1時30分 第2部 午後2時00分~午後2時30分 第3部 午後3時00分~午後3時30分 |
|---|---|
| 場 所 | バンドー神戸青少年科学館・実験室 |
| テーマ | 「ふしぎなステンドグラスを作ろう!」 |
| 講 師 | 弁理士 吉岡 亜紀子 氏 |
| 参加者 | 第1部:子ども15名、保護者14名、計 29名 第2部:子ども22名、保護者18名、計 40名 第3部:子ども18名、保護者14名、計 32名 合計 :子ども55名、保護者46名、計101名 |
| 内 容 |
(1)弁理士について 弁理士は、アイデアなどの知的財産を特許、商標、意匠などの仕組みで守るお手伝いをしていることを説明した。 (2)偏光板ってなんだろう! 一枚の偏光板を透過したライトの光を、手持ちの他の偏光板を介して見る実験を行った。何も変わらず光が見えているとの意見と、暗くなるとの意見が参加者から出た。手持ちの偏光板を回転させながらその光を見る実験を行った。参加者は、光が明るくなったり、暗くなったりする現象を観察し驚いていた。 (3)偏光板のしくみについてお話 光は波のように振動しながら進むことと、光の波は上下方向、水平方向、斜め方向と様々な方向で振動していることと、偏光板は極めて細かいスリット状構造になっており、特定の方向に振動している波しか透さないことと、を講師が説明した。また、二つの偏光板を重ねると、スリットの方向が同じであれば光は透過でき、スリットの方向がクロスしていれば光は透過できないことを説明した。 (4)偏光板と偏光板の間にプラスチックを挟むと…! 参加者には、一枚の偏光板を透過したライトの光を手持ちの他の偏光板を介して見ると暗くなる状態にしてもらった。その状態で、講師が一の偏光板の上に透明テープを張り付けたところ、透明テープを張り付けた箇所が明るくなる現象(下記写真(右))を参加者は見て驚いていた。これは、透明テープによって光の波の方向が変化して見えるようになったことによるものであることと、透明テープの厚みによって見えるようになる光の色が変わることとを講師が説明した。 (5)自分だけのふしぎなステンドグラスを作ろう! 参加者は、二枚の偏光板の間に様々な透明フィルムを挿入できるステンドグラスを作製した。このステンドグラスは、上記(4)の現象を利用したものであることを講師が説明した。 (6)発見したことや工夫したことを話し合おう。 完成したステンドグラスの間に様々な透明フィルムを入れて、透明フィルムによって色が変わることを観察し、参加者どうしや、参加者と弁理士とで話し合った。 (7)身近で用いられている偏光板 偏光板はデジタル時計、体温計、テレビ・パソコンなどの液晶画面で用いられていることを講師が説明した。 以上の実験・工作の最中、兵庫地区会運営委員(楠屋地区会長、東副地区会長、岩元副地区会長、石田委員、中田委員、三条委員の計6名)は参加者を適宜サポートした。 以 上 |



