|
本セミナーでは、商標法・商標制度が、ブランドの信頼を守る仕組みであると位置づけ、具体的な実例を交えながら解説いただいた。講義は以下の項目に沿って進められた。①知的財産権の種類、②商標とは、ブランドとは、③効果的なブランド戦略の進め方、④商標のビジネスの役割、⑤価値体験と知財権ミックス戦略事例
項目②ではブランドの由来や、商標とブランドの違い、ブランド化の主なメリットとして『(1)価格競争からの脱却、(2)広告費・顧客獲得コストの削減、(3)新規商品・新規市場開拓が容易になる、(4)ブランド自体に価値』の4つがあることについて実例を交えて分かりやすく説明された。また、ブランドの構成要素として、『商品名・色彩・ロゴマーク・音楽・パッケージ・スローガン・商標等』があることを、実例を挙げて説明された。項目③では、効果的なブランド戦略の進め方として、『(1)環境調査・市場調査、(2)標的市場の選定、(3)マーケティングミックス』の3段階があることを説明され、(1)~(3)について実例を挙げて分かりやすく説明された。項目④では、統計で見る知的財産として商標等の審査期間、早期審査の期間を説明され、出願から登録までの流れや登録できる・できない審決例を説明された。項目⑤では、ビール会社を例に挙げて、商標だけでなく特許や意匠などを戦略的に取得されていることを説明され、さらに経験や体験を伴わせることで、商品を差別化させることができること、商品に機能的価値だけではなく情緒的価値を加えることで差別化させることができることを、実例を挙げて説明された。
以上
(執筆者:関西会 知財普及・支援委員会 西田 直樹)
|