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令和6年度「弁理士の日」記念事業(兵庫)報告書

日  時 令和6年6月29日(土)午後1時00分~午後3時30分
        第1回 午後1時00分~午後1時30分
        第2回 午後2時00分~午後2時30分
        第3回 午後3時00分~午後3時30分
場  所 バンドー神戸青少年科学館・実験室
テーマ 「ひんやり実験、大集合!」
講  師 弁理士 吉岡 亜紀子 氏
参加者 122名(うち子ども61名、保護者61名)
     第1回:子ども16名、保護者17名、計 33名
     第2回:子ども22名、保護者21名、計 43名
     第3回:子ども23名、保護者23名、計 46名
内  容 (1)うちわでひんやり
 左手を水で濡らし、右手はそのままで、お向かいの人にあおいでもらう実験を行った。濡らした手の方が涼しいことを参加者は実感していた。これは水が気化することで手の熱を奪うことを講師が説明した。参加者に30cc内の水分子の数を想像して頂いてその数を発表してもらった。そして、その数を回答したところ、その数の多さに参加者は驚いていた。
(2)空気でひんやり
 エタノールを少量入れた炭酸水用ペットボトルに空気ポンプで空気を入れ、その後、ポンプを抜いて一気に空気を逃がす実験を行った。一気に空気を逃がすことで水蒸気が冷えて雲が発生し、参加者はそれを楽しんでいた。
(3)化学反応でひんやり(重曹とクエン酸)
 ポリ袋に重曹とクエン酸を入れる実験を行った。この段階ではひんやりしない。さらに水を入れる実験を行った。一気に反応して、参加者はひんやりを実感していた。
(4)ゴム風船でひんやり
 ゴム風船を伸ばしてすぐに鼻に当てる実験を行った。参加者は温かくなっているのを鼻で感じて驚いていた。反対にゴムを伸ばした状態から縮めてすぐに鼻に当てる実験を行った。参加者は冷たくなっているのを鼻で感じてまた驚いていた。講師がサーモグラフィーを用いてこの現象を視覚的に示したところ、参加者はまた驚いていた。
(5)溶けるだけでひんやり(尿素)
 まず、講師が尿素を水に入れて温度を温度計で測って見せた。すぐに温度が下がっていたことに参加者は驚いていた。次に、参加者は以下の実験を行った。まず、尿素をチャック袋の外からさわってみた。この段階ではひんやりしない。薄いポリ袋に水を入れて、なるべく空気を抜いて、口を縛り、余ったところを切り落とした。尿素が入ったチャック袋に水入りポリ袋も入れて、なるべく空気を抜いて、チャックを閉めた。チャック袋を外から押すと中のポリ袋がやぶれ水が出て、尿素が水に溶け、参加者はひんやりを実感していた。この尿素実験セットのもう一組は参加者のお土産とした。
 以上の実験の最中、兵庫地区会運営委員(楠屋地区会長、東副地区会長、岩元副地区会長、三条委員の計4名)は参加者を適宜サポートした。


(6)弁理士について
 今回の実験を通して、「冷やす」という発明がなされていること、良い発明はすぐに誰かに真似をされてしまうこと、真似されると、「もう、発明するのをやめてしまおうかな」、「発明を内緒にしておこうかな」と思ってしまうことなどを説明した。そのようなことが起こらないように、発明を「特許」で守ることができること、「弁理士」はこのような発明を守るお手伝いをしていることを説明した。

以 上
(記録担当:三条 英章)


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