「知財授業報告書」 滋賀県甲賀市立信楽小学校
日 時 | 平成25年6月27日(木) 13:40-15:00 |
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場 所 | 甲賀市立信楽小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業 |
対 象 | 5学年2クラス51名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会 |
コメント | 今回、発明工作授業を実施したのは、甲賀市立信楽小学校です。「信楽」の名は「信楽焼」として全国的にも知られていますが、訪れてみると町の至る所に焼き物のお店があり、店頭には所狭しと大小さまざまな狸の置物が並べられていました。 学校に到着すると、子どもたちが元気な声で迎えてくれました。信楽小学校では、PTA主催の「5年学年活動」というものがあり、5年生の児童とそのお父さんお母さんとで交流を深めるイベントが例年実施されているそうです。今回の発明工作授業はその一環で、通常45分のところを80分いただき、1クラスを弁理士2名ずつで担当し、2クラスに分けて行われました。「工作授業」であったためか、参加されているお父さんの数が多かったことにまず驚かされました。どの親子もとても仲が良く、協力してアイディアを出し合いながら取り組んでくれました。 今回は時間をたっぷりいただきましたので、最初はヒントなしで工作に取り組んでもらいましたが、児童たちもお父さんお母さん方もとても積極的でした。特に、お父さん方からは「ベアリングの原理ですね。」といった発言が出るなど、技術への理解も深く、それに児童たちの自由なアイディアが加わることで、私たちも驚かされるようなとても独創的で質の高い発明を次々と完成させてくれました。 また、真っ先に作品を完成させて見せてくれた児童は、その後も少しヒントを出すたびにさらに改良し次々とより良いものを作り上げてくれました。「ぼく工作が好きになった」と最後に笑顔で言ってくれたことがとても印象的で、有意義な時間を持てたと実感できる一言でした。 |


発想力豊な児童達と工作を行う講師陣
(左写真左から 立川 伸子、佐々木 達也、右写真左から 岸本 忠昭、淡路 俊作 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 淡路 俊作