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知財授業報告書「みなべ町立高城中学校」

関西会知財授業担当 淡路 俊作


日  時 令和2年12月21日(月) 13:15-15:05
場  所 みなべ町立高城中学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 中学知財授業(寸劇)、発明工作授業(ペーパータワー)
対  象 1-3年生クラス43名
講  師 渥美 元幸、佐々木 達也、淡路 俊作
コメント 今回、知的財産特別授業を実施したのは、みなべ町立高城中学校です。お邪魔すると、通りかかった生徒たちは皆さん丁寧に元気よく挨拶をしてくれ、とてもアットホームな雰囲気の学校でした。
 前半の寸劇を用いた授業では、私が司会・弁理士役を担当し、佐々木弁理士がユメノ社長役、渥美弁理士がマネタ社長役を演じました。コロナ禍の最中でしたので、細心の注意を払いながら授業を行いました。そのため、生徒たちに授業途中に前に出て発言をしていただくことは避けましたが、生徒たちは終始前を見ながら真剣に話を聞いてくれていました。特に、演技派の渥美弁理士によるマネタ社長の演技でとても盛り上がり、楽しんで講義を聞いてもらえた手ごたえがありました。
 そして、ユメノ社長の発明品と、マネタ社長の模倣品とでどちらを買いたいか、を生徒たちに聞いたところ、最初は何人かの生徒たちは安い模倣品の方に挙手していました。しかし、最終的には、せっかく発明をしても簡単にまねをされてしまうのでは誰も発明をしなくなってしまい、世の中を便利にする発明が全く生まれなくなってしまう、と解説すると、みな納得してくれたようでした。
 後半のペーパータワーでは、各グループが様々な工夫を凝らし、創作に励んでくれました。何人かの生徒たちは考え出したアイデアについて、「これについてほんと特許取りたいです。真似されたくないです。」と発言しており、授業の効果が早くも出ているようでした。
 全般を通して、生徒たちは熱心に話を聞いてくれ、「弁理士」について興味を持ってもらえたものと思います。これからもより多くの人たちに知的財産権およびそれを守る弁理士の仕事の重要性を少しでも理解してもらえればと思いつつ、学校を後にしました。



興味津々の生徒達に講義を行う講師


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