知財授業報告書「寝屋川市立池田小学校」
関西会知財授業担当 鎌田 雅元
日 時 | 令和3年1月13日(水) 9:40-11:30 |
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場 所 | 寝屋川市立池田小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業(片手でもてるかな) |
対 象 | 2年生3クラス78名 |
講 師 | 光明寺 大道、鎌田 雅元 |
コメント | 大阪府寝屋川市立池田小学校に知財授業に行って参りました。京阪寝屋川市駅よりバスで10分程の郊外にある小学校でした。コロナ禍での訪問ということもあり、正門の警備員による体温測定、アルコール消毒を行い、学校内に入館しました。今回の「知的財産特別授業」は、2年生が対象で、1コマ目を光明寺弁理士が担当し、2コマ目を鎌田が担当しました。 まずは自己紹介。児童にとって「弁理士」という言葉は初めて聞く言葉のようでした。しかし、各講師が取り扱っている身近な製品を紹介し、それらに携わっている話をすることによって、少しは親近感をもってくれたようでした。 授業の「片手でもてるかな」は、競技場等でコップとお皿を片手で持てないと不便であるという課題に対して、新しい「物」を創作してもらうことを目的としています。2年生が対象でしたが、コップとお皿で両手が塞がっている状態を示すことによって、コップとお皿を結合させることが今回の目的であることをすぐにわかってもらえたようでした。 まず児童は、新聞紙を細かくちぎってお皿に載せるポップコーンから作り始めます。なお、ポップコーン作りに夢中になりすぎる児童には、目的を思い出させるように話かけます。ポップコーン作りで最初に手を動かすためか、何をしてよいのかわからず手が止まった児童は少なかったように思いました。授業も半分を過ぎるころには、完成間近の発明が見受けられました。そのような発明を紹介しつつ、「もっとポップコーンが落ちないようできる?」、「もっと持ちやすいようにできる?」との質問をしていくことによって更なる改良をする児童、2個目の工作に着手する児童が続きました。いくつか課題から脱線した発明もありましたが、最後までのびのびと創作をしていました。 最後に、二年生が対象ということで、当初はうまく工作を進めることができるか不安でしたが、我々の不安を吹き飛ばすように次から次へと新しい発明が創作されるのを目の当たりにして、児童達の無限の可能性を改めて知らされた一日でした。 |


発想力豊かな児童達と工作を行う講師