「知財授業報告書」大阪府大阪市立大宮小学校
日 時 | 平成23年11月12日(土) 10:00-12:00、2コマ |
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場 所 | 大阪市立大宮小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業 |
対 象 | 5,6学年クラス30名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 今回の知財授業は大阪市の大宮小学校。地下鉄の駅から高速道路の高架橋も見える道を歩いて5分という市街地の小学校です。この日の会場はキッズルームといわれる教室よりは少し広い部屋で、工作授業のために4人掛けテーブルをセットしました。各自のテーブルにお皿、ビー玉、画用紙、セロテープを配備して、いよいよ授業開始です。 対象は本来の5・6年生の他にも、当日地域活動等で学校に来ていた低学年の児童も参加され、30名に達する大人数となりました。まずは、弁理士の紹介から始めて、いよいよお皿、ビー玉と画用紙を使って、回転台を工夫して作業をしてもらうこととなりました。吉岡弁理士からの「答えは一つではありません。」「失敗を恐れないで。」の言葉に、児童たちもさっそく画用紙を切り始め、まず画用紙がお皿から落ちないようにする工夫が多くみられました。 吉岡弁理士の「発明できた人?」の問いかけに多くの児童が手を挙げて、自らの工夫を意欲的に説明していました。発明の課題も徐々に画用紙がお皿から落ちない工夫から、いかにスムースに画用紙をビー玉で回転させるか、安定させるかに移り、画用紙の下にビー玉をセロテープで張り付けて安定させる工夫や、画用紙にレールをつける、お皿の中に画用紙で工夫して一転軸ができるように山型の工夫をするなどの、意欲的な工夫もみられるようになり、各自が競って手を挙げて、発明を発表してくれました。多くの児童が工夫し、発表してくれるうちに、終了時間も迫ってきて、過去の授業での工夫例を紹介して終了です。都会の学校の児童なので、皆物おじせず、他の人の工夫にも影響されず、独自の工夫を試みる児童が多かったように思えます。教頭先生から「来年度も申込みしますので、新しい提案があればぜひ知らせてください。」の言葉をいただいて帰路につきました。 |

発想力豊な児童達と工作を行う講師陣
(左写真左から 吉岡 亜紀子、西本 泰造 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 西本泰造