「知財授業報告書」 大阪市立弁天小学校
日 時 | 平成21年10月20日(火) 午後2時45分~3時35分 |
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場 所 | 大阪市立弁天小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業 |
対 象 | 4・5・6学年クラス 18名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 今回、4,5,6年生合同による「クラブ活動」の一環として、発明工作授業を行いました。しかし、6年生はインフルエンザの影響のために学年閉鎖、さらに4年生も3クラス中の1クラスが学級閉鎖とのことにより、「理科クラブ」に所属している5年生及び4年生の一部による20名程度の児童達と共に、予定よりも少ない人数で授業を行いました。 授業が開始されると、最初はみな緊張した面持ちでしたが、回転台の工作が実際に開始されると、活発な動きが見られました。 まず、校長先生が混ざって工作しており、これには児童達も嬉しかったことでしょう。さらに、担当のある先生が真剣な表情で、すさまじい勢いで工作を始め、前例にはない形式?の回転台を早々に作り上げていました。 これに負けじと、児童達も次々に、お皿の上でビー玉を転がしたり、お皿と同じ円形に切り出した画用紙をその上に載せたり・・・。そんな中、用意された画用紙が縦横に罫線模様があるためか、この罫線に影響されて?数名の児童は、お皿と同じ円形ではなく、直線的にハサミを入れ四角形を切り出しました。どのようにして用いるのか興味深く見ていると、その内の一人の児童は、試行錯誤の結果、丸いお皿に対して、四角形に切り出した画用紙の四隅を折り曲げ、見事、お皿と画用紙とが離脱するのを防止する側壁を4方向に作りました。このように、いろいろなアイデアが生まれ、児童達の創作意欲には本当に驚かされました。 50分のクラブ活動時間もあっという間です。授業終了のチャイムが鳴っても工作を続けようとしている児童もいて、限られた時間ではありましたが、自分で考えて物を作る楽しさを児童達に実感してもらえたと思います。また、授業終了後に、担当の先生から「来年もまたお願いしたい」とのお言葉をいただき、我々も嬉しく思いました。 |

アイデア豊かな児童達と工作を行う講師陣
(左写真左から 河上 哲也、仲谷 實男 各弁理士)
(右写真左から 河上 哲也、齊藤 整 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 河上 哲也