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「知財授業報告書」 河内長野市立南花台東小学校

日  時 平成20年9月11日(土) 午前10時40分~11時25分
場  所 大阪府河内長野市立南花台東小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 知財授業
対  象 6学年 62名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント 河内長野市立南花台東小学校は、私の母校です。私は小学三年生のときに同校の設立にあわせて転校してきました。南花台は、いわゆる新興住宅地でしたが、初年度は、空き地も目立ち、スーパーもなく、バスもなく、ただただ自然が溢れていました。小学校が設立した年は、プールがなく、遠足気分で、みんなで田んぼのあぜ道をとぼとぼと歩き、近所(といっても、数キロ先)の加賀田小学校のプールを借りたことがあります。運動場には、うさぎが現れ、夏には蛍が飛んでいました。それから数年の内に1万人を超える人が住む街になっていきました。
現地に到着し、他の先生と共に同校の門をくぐりました。私1人、知財授業のことを忘れ、ノスタルジックな気分に浸りながら。卒業してから20年強という年月を感じるには十分の年期が校舎の随所に現れていました。新品だった校舎が・・などと少し寂しい気持ちで校長室へ。すると、小学4年生から6年生まで担任だった南口先生が同校に戻ってきているとのこと。南口先生と再会、そして、先生が当時の文集、アルバムなど思い出の品々を出してきてくれたり、当時の同級生のその後などを話したり、先生の目元の小じわを眺めたりしているうちに、またしても、私は、知財授業に来たことを忘れそうになりました。
授業は、レクレーション室で行われました。当時としては、珍しく絨毯が敷かれた部屋です。いまも思い出のままの場所でした。同校の児童は、全体的におとなしい印象で、男子児童よりも女子児童の方が活発でした。サラカップル、カタシャンボトルなど、様々な発明体験でも、発明者と侵害者との寸劇でも、ワイワイ盛り上がるというわけではなく、しっかりと人の話を聞いている、そういう印象でした。
私も忘れていましたが、卒業文集の寄せ書きには、今も変わらない、へたくそな字で「プロ野球選手になりたい。」と書かれていました。小学6年生で思いつく、未来の職業といえば、そんなものでした。今回の授業を受けた児童の1人でも、卒業文集に「弁理士になりたい。」と書いてくれる人が現れればいいなと思います。



千原弁理士の母校で講義を行う講師陣
(左写真左から 田中 聡、千原清誠、河本 悟 各弁理士)



近畿支部知財授業担当  千原 清誠


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