「知財授業報告書」 和歌山市立名草小学校
日 時 | 平成20年5月29日(木) 午後1時40分~3時15分 |
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場 所 | 和歌山県和歌山市立名草小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 君も今日からエジソン |
対 象 | 6学年3クラス 85名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会 |
コメント | 和歌山・紀三井寺近くの名草小学校にお邪魔しました。静かな山あいの住宅地にある創立135年という由緒ある小学校でした。6年生全員85名の児童達が地域の公民館としても使われる多目的室に敷いた茣蓙の上に座るといったかたちで、和やかな雰囲気のもと授業をはじめました。 普及委員の私は初めての知財授業でしたが、他の2名の講師の先生は授業経験の豊富なかたでしたので、いろいろな場面でフォローして戴き、無事に終了することができました。配役については、「導入(メイン)」「寸劇」「クイズ」のパート毎に主担当を変更した方が慣れるという点で良いという提案に基づき、主担当をバトンタッチするような形式で進めました。この形式は授業のメリハリがついて良かったと思います。授業時間を2時限分いただいていたので、時間を気にすることなく余裕をもって実施できました。正味の授業時間が60分程度で、質問時間が12~3分、発明品の実物や小道具を見たり触ったりする時間を5分程度とりました。 児童達はとても積極的で次々に手が挙がり、講師からの問いかけに答える児童や前に出てきて発表する児童を選ぶのが難しいくらいでした。冒頭に登場するチャッピーが大人気で受けたのは予想外に嬉しかったです。「サラカップル」や「カタシャンボトル」に関する課題についても真剣に取り組んでくれて、面白いアイデアが続々と出てきました。寸劇では、エフ博士の発明品を真似た怪人Xが偽物を安い値段で売っていることに対して、「安い方を買う」という児童がいなかったのは驚きでした。考え方がしっかりしていて素直な児童達だったので、授業はやりやすかったです。最後の質問時間には、「同じ日に同じ発明をしたときはどうなるの?」とか、「誰かがした発明を組み合わせたものでも発明になるの?」といった鋭い質問も寄せられました。また、和歌山新報社という新聞社から取材をしていただきました。 名草小学校の校長先生はじめ教頭先生、担任の先生方にも暖かく接していただきお世話になりました。今回の授業を通じて児童のみなさんの記憶に残ることができれば幸いと思います。 |

和やかな雰囲気のもと授業を進める講師陣
(左写真左から 宇治美知子、冨田光治、石津義則 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 宇治美知子