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講師派遣報告書 一般社団法人 発明推進協会「リアルな最新事例で学ぶ!『強い経営・次の一手』 ~知って得する知財マネジメント~」

執筆者:五郎丸 正巳

 
日  時 令和4年9月7日(水)午後1時30分~4時30分
場  所 AP大阪駅前
主 催 一般社団法人 発明推進協会
対象者 一般25名
テーマ リアルな最新事例で学ぶ!『強い経営・次の一手』
~知って得する知財マネジメント~
講 師 五郎丸 正巳 会員(登録番号13706)
内 容

 本セミナーは、独立行政法人工業所有権情報・研修館(以下、「INPIT」といいます)の知財人材部が開発した「ケーススタディ研修教材」を用いて行う、ワークショップ形式のセミナーです。今秋、全国8か所(福岡市、広島市、名古屋市、大阪市、大阪市、高松市、さいたま市、仙台市、札幌市)において開催が予定されており、大阪市開催分の講師として本報告書の執筆者が派遣されました。
 本セミナーでは、「ケーススタディ研修教材」に収録されている事例についてグループ討議を行い、グループの代表者が発表します。そして、発表内容を講師が講評を行った後に、講師が事例について解説します。
 今回は、「ケーススタディ研修教材」に収録されている17つの事例のうち3つの事例(3-3 ビジネスモデル流出への対応、4-2 アジャイル開発における知財マネジメント、5-1 創業期を支えた知財戦略)を採り上げました。これら3つの事例は、いずれも「ケーススタディ研修教材」の改定に伴って新たに追加された新規事例です。
 「3-3 ビジネスモデル流出への対応」の事例では、秘密保持契約の実効性を高める手法を確認しました。「4-2 アジャイル開発における知財マネジメント」の事例では、アジャイル開発のようなスピーディな開発手法を採用する場合の知財上の留意点を確認しました。「5-1 創業期を支えた知財戦略」の事例では、大阪発のベンチャー企業の成功例を基に、発明ベンチャーのマーケティング手法および出願戦略を確認しました。
 今回は、25名の受講者が5つのグループに分かれて、グループ討議を行いました。今回の受講者には、弁護士4名、弁理士1名、支援機関相談対応者3名が含まれており、いずれのグループにおいても、ハイレベルかつ熱い討議が展開されていました。