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講師派遣報告書 日本技術士会近畿本部「弁理士による技術士のための知的財産講演会」

日本技術士会近畿本部
「弁理士による技術士のための知的財産講演会」

 

執筆者: 西野 卓嗣、盛田 昌宏

 
日  時 令和6年8月24日(土)午後2時~4時50分
場  所 大阪科学技術センター B-101号室(大阪市西区靱本町1-8-4)
主 催 日本技術士会近畿本部
対象者 技術士等42名
テーマ 弁理士による技術士のための知的財産講演会
(1)知的財産戦略をメインに侵害事例を含めて紹介
(2)機械に関するトピックス
講 師 西野 卓嗣 会員(登録番号8886)
盛田 昌宏 会員(登録番号10160)
内 容

(1)知的財産戦略をメインに侵害事例を含めて紹介
1.新製品開発と事業化における知財戦略
 ① 利益の出る製品の条件
 ② 真似されない手段の一つが知財権
 ③ 利益の確保のためには
 ④ 知財戦略
 ⑤ 知財の質
 ⑥ 権利活用戦略
2.私が遭遇した知財紛争
 ① 最初の権利行使
 ② 最初の被告席
 ③ 台湾での事件
 ④ 2度目の被告席
 ⑤ 最初の原告席
 ⑥ 2度目の原告席
(2)機械に関するトピックス(盛田)
①テーマ
「機械系特許における機能的クレームと技術の営業秘密化による保護」
②内容
機械系特許クレームに用いられる機能的表現について説明し、特許庁の取扱及び裁判例を通じて発明の適正な保護について解説するとともに、弁理士の役割について説明しました。
 また、製造装置等の発明は、具体的な実施形態を開示したくない場合が多いのですが、このような発明に機能的クレームを用いた場合、実施可能要件、明確性要件、サポート要件を満たさないと認定され、登録を拒絶される場合もあります。このような場合、実施例等の具体的発明を、タイムスタンプ等を用いて営業秘密化しておくことにより、先使用権の確保、及び秘密漏洩に対して有効であることを説明しました。



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