特許出願手続(出願時)について
Q | 日々製品を改良するべく研究開発を行っていると、内容が近い発明が増えていきます。具体的には、当社は廃液処理剤を製造販売しているメーカで、新しい処理剤を開発し特許出願しましたが、その後の試験で処理できる廃液の範囲を広げる有効な添加剤がみつかりました。しかし試験はこれで終わるものではありません。これらについて効率的に権利取得する方法はないものでしょうか。(国内優先権主張出願について) |
A |
開発過程で次々に新知見が見出され、複数の多様な関連発明が生まれることはよくあることです。開発が終了するまで待っていて、他社に先に出願されると、自社の出願は権利化されません。そこで、さしあたり基本発明を先に出願しておいて、その後の改良発明を取り込んだより包括的、網羅的な出願へと発展させて権利化することを目的とする制度として、国内優先権制度があります。 |