パテントセミナー2011 和歌山パテントセミナーの報告
日 時 | 平成23年2月5日(土)13時30分~16時 | ||
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場 所 | 和歌山商工会議所 | ||
テーマ | 発明の保護 ~特許出願か、ノウハウ管理か、選択の留意点について~ |
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講 師 | 弁理士 冨田 光治 | ||
受講生 | 31名 | ||
コメント | パテントセミナー2011の和歌山パテントセミナーでは、弁理士の冨田光治弁理士をお迎えして、「発明の保護」というテーマで、ご講演頂きました。 製造方法等の発明を保護する際に、特許出願して特許権として保護するか、あるいは特許出願せずにノウハウとして保護するかは、企業の知財担当者にとっては、非常に悩ましく難しい問題であると思います。 今回は、まさにその興味深いテーマを取り上げたものでしたので、当日は、和歌山県以外からも多数のセミナー参加者があり、遠くは滋賀県からお越しになられた方もいらっしゃったようです。 ご講演では、特許権の制度上の特質を確認しつつ、発明を保護する場合において特許出願とすべきかノウハウ管理とすべきかについて、その選択の際の判断ポイントをメリット・デメリット等の様々な観点からご説明されました。 また、ノウハウ管理に関しては、先使用権や営業秘密管理との関係についてもお話いただき、先使用権や営業秘密の成立条件だけでなく、実際に管理する場合の具体的な手続き等についても分かりやすくご解説いただきました。 冨田弁理士ご自身の企業実務経験を交えながらのお話でしたので、とても興味深く、また理解しやすいものであったと思います。また、本講演は、受講された方がすぐにでも実践できる非常に有益なものであったと思います。
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執筆者: 近畿支部知財制度普及委員会 道坂 伸一