パテントセミナー2011 兵庫パテントセミナー(午前の部)の報告
日 時 | 平成23年2月26日(土)10時00分~12時30分 | ||
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場 所 | 兵庫県学校厚生会館 | ||
テーマ | 日本でのソフトウェア特許取得上の注意点 | ||
講 師 | 弁理士 上羽 秀敏 | ||
受講生 | 61名 | ||
コメント | パテントセミナー2011の兵庫セミナーでは、上羽秀敏治弁理士に、「日本でのソフトウェア特許取得上の注意点」というテーマで、ご講演頂きました。最初に、上羽弁理士からソフトウェア関連の特許を主とする業務をなされている方に挙手頂きましたが、その割合は比較的少なかったようです。したがって、上羽弁理士は、ソフトウェア特許を専門としているわけではないが、ときどき関わる方にもわかりやすいように講義されました。 ソフトウェア特許は、その定義が難しいところですが、ソフトウェアに関する技術が発明として特許の保護対象となった沿革を、ビジネス関連発明も含めて丁寧に説明されたので、導入部分が非常にわかりやすく、その後の特許要件や記載要件の説明も、参加者は理解しやすかったと思います。 また、講義の途中にも多数の質問がなされており、講義内容に関する参加者の関心が高いことが伺えました。 講義は、具体的な発明の例や事件などを踏まえながら進められたので、その点においても、理解しやすい内容であったと思います。午後からの外国におけるソフトウェア特許取得上の注意点と併せて、ソフトウェア特許に関して知識を深められることができる有意義な講義でした。
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執筆者: 近畿支部知財制度普及委員会 西木 信夫