パテントセミナー2011 第2回大阪パテントセミナー(応用編)の報告
日 時 | 平成23年2月23日(水)18時30分~20時30分 | ||
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場 所 | TKP大阪本町ビジネスセンター | ||
テーマ | 特許権侵害 攻防の実際 ~交渉と訴訟の現場から~ |
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講 師 | 弁護士 弁理士 岩坪 哲 | ||
受講生 | 150名 | ||
コメント | 今回、パテントセミナーの応用編として、岩坪哲氏に「特許侵害 攻防の実際 ~交渉と訴訟の現場から~」というテーマでご講演頂きました。 実践的な内容とあって、参加申し込みも定員に達しており、当日は空席を探すのが困難な程、多くの方にご参加頂きました。 ご講演では、導入として、特許侵害訴訟と無効審判の現状把握から、最近の特許庁無効審判、知財高裁での審決取消訴訟、裁判所での侵害訴訟等の傾向を分析してご解説していただきました。 これらを踏まえ、侵害物件を発見した場合の対策としての訂正審判の活用法等について、ストラティジーに沿ってご説明頂くとともに、侵害被疑者側の対策としての無効審判についてもストラティジーに沿ってご説明頂きました。 どの説明も、要所に判例を挙げながらご説明頂き、非常に理解しやすく、参加者の方々は、真剣に講師の説明に聞き入っておられました。 ご講演は、休憩を挟むことなく、時間一杯続きましたが、講師の熱い説明に引き込まれる参加者達の真剣な表情は講義の間中変わることはありませんでした。 実践的な内容であるとともに、現場を知る講師の説明であったこともあり、参加者のみなさんが熱心にメモを取られている姿が印象的でした。 また、余りのテキストの持ち帰り希望者が多く、今回のテーマの関心の深さを改めて実感致しました。 非常に寒く小雨の落ちる夜に開催されたセミナーではありましたが、今回は、知的財産に携わる上で避けては通れない侵害捕捉時の対応及び侵害被疑者側の防御に関するテーマであり、参加者のみなさまにとって、非常に有益な時間となったのではないでしょうか。 今回のセミナーが、参加者のみなさまの業務の一助となれば幸いです。
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執筆者: 近畿支部知財制度普及委員会 丹下 園美