パテントセミナー2013 京都パテントセミナー(午後の部) 報告書
日 時 | 平成25年1月26日(土)13:30~16:00 | ||
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場 所 | 京都商工会議所 | ||
テーマ | 天才のひらめき?職人技の積み重ね?発明の本質と特許の最初の話 | ||
講 師 | 弁理士 吉岡 亜紀子 氏 | ||
受講生 | 55名 | ||
コメント | 京都パテントセミナーの午後の部は、弁理士の吉岡亜紀子先生をお迎えして、「天才のひらめき?職人技の積み重ね?発明の本質と特許の最初の話」というテーマでご講義頂きました。 まず講義に先立ち、日本弁理士会近畿支部京都地区会長より開会の挨拶が行われました。本講義は、特許実務初心者の方を対象としていることもあり、講義前半では、「身近なちょっとした不便」を解消した発明(コップ付のお皿の発明及びハムパックの発明)を題材として取り上げながら、特許・発明の内容について概説して頂きました。また、講義後半では、更に幾つかの特許発明や裁判事例などを取り上げながら、「発明の本質の捉え方」、「特許請求の範囲の記載」、「権利範囲の解釈」などについて講義前半の内容を深掘りしたより専門的で実践的な内容について解説して頂きました。 特に、講義では、簡単な演習が随所に盛り込まれるなど特許制度に関する基礎知識や考え方を無理なく習得できるような工夫がなされており、講師の丁寧な指導のもと皆さん悪戦苦闘しながらも和気あいあいと演習に取り組んでおられたのが印象的でした。 折しも当日は寒風吹きすさぶ寒い週末でしたが、情熱溢れる講師による独創的な解説は聞き応えがあり、受講者の方々の熱心さとも相まって非常に充実した講義になりました。
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執筆者: 近畿支部知財制度普及委員会 山口 慎太郎