パテントセミナー2013 和歌山パテントセミナー 報告書
日 時 | 平成25年2月23日(土)14時~16時30分 | ||
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場 所 | 和歌山商工会議所 | ||
テーマ | 特許、商標制度とその活用例 ~特許、商標の出願は必要か?~ |
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講 師 | 弁理士 岸本 忠昭氏 | ||
受講生 | 13名 | ||
コメント | 本日は、特許と商標について経験豊富な岸本忠昭先生に、「特許、商標制度とその活用例 ~特許、商標の出願は必要か?~」というテーマでご講演いただきました。 特許に関しては、「切り餅」事件などを例示しながら、特許権侵害の考え方を分かりやすくご説明いただきました。一般の受講生にとっては難しい「特許請求の範囲」の解釈の仕方についても、大変丁寧にご説明されていたのが印象的です。 商標に関しては、彦根市のキャラクター「ひこにゃん」の他、本セミナーの開催場所である和歌山にちなんで、JA紀南のキャラクター「うめっぴ」と「みかっぴ」などを例示しながら、分かりやすくご説明いただきました。身近な事例を使った講義には、受講者も興味深く耳を傾けていただけたようです。 また、個人で出願するのではなく、特許事務所に代理を依頼するメリットとして、特に管理(年金管理など)の面でメリットが高い点をご指摘されていました。個人で出願する際のリスクを、受講者にもご理解いただけたのではないでしょうか。 岸本先生の穏やかな優しい口調は、非常に聞き心地がよく、内容がスムーズに頭に入ってきました。アンケートにも受講者のご満足の声が多く記載されており、有意義な時間をお過ごしいただけたものと存じます。
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執筆者: 近畿支部知財制度普及委員会 吉本 力