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平成18年度 弁理士の日 記念講演会ご報告

開催日時 平成18年7月1日(土)
午後1時00分~4時30分 (開場 午後0時00分)
開催場所 テイジンホール(大阪市中央区南本町1-6-7)
地下鉄中央線/堺筋線 堺筋本町駅2番出口連絡
開催内容 第1部 講演会
篠﨑彰大氏(株式会社ワコール 人間科学研究所所長)
加藤正樹氏(日清食品株式会社 法務部部長)
清水伸夫氏(シャープ株式会社 電化システム事業本部
                電化商品開発センター特許開発室長)
西川和男氏(シャープ株式会社 電化システム事業本部
                     電化商品開発センター副参事)
第2部 パネルディスカッション
コーディネータ:杉本 勝徳氏(杉本特許事務所所長)
パネリスト:篠﨑彰大氏・加藤正樹氏・清水伸夫氏・西川和男氏
来場者数 約230名
本年度は、「ヒット商品に学ぶ知財戦略」と題して、ヒット商品を生み出した企業の方々にご出席いただき、企業の経営者や研究者・技術者等を対象として、成功事例から商品開発における知財戦略の重要性を学ぶことを目的とした講演会を開催した。

第一部では、シャープ(株)殿に『あらゆる空間を快適に「除菌イオン搭載商品」』と題して、(株)ワコール殿に『はいて歩けばヒップアップ「ワコール・ヒップォーカー」』と題して、及び日清食品(株)殿に『日本が生んだ世界食「インスタントラーメン」』と題してご講演いただき、研究所長、法務部部長や開発担当者などといった異なるお立場の講演者の方々から、各ヒット商品の説明、開発経緯、及び現状の取り組みや課題などをご紹介いただいた。

第二部では、各社のヒットプロセスをより具体的に掘り下げて、各社で採用された知財戦略を検証するために、コーディネータを交えたパネルディスカッションを行った。その際、弁理士が積極的に参画しなければならない知財戦略や、弁理士に求められる技量・役割は何かなどもテーマに挙げられた。各パネリスト間で忌憚のない白熱した意見交換がなされたこともあり、経営者や研究者・技術者にとって参考となるであろう話題が満載で、希に見る充実したパネルディスカッションであった。

本年度は、中小企業の経営者や研究者・技術者を中心として約230名の参加者があった。時間内にすべて回答できない程多くのアンケートが回収され、参加者の関心の深さを伺うことができた。

また、当日は、各社の講演内容にちなんだヒット商品を展示し、開演前や講演の合間には多くの参加者が興味深そうに展示品に見入っていた。

パネルディスカッションの様子

ヒット商品展示の様子


(弁理士制度普及委員会委員長 山口慎太郎 )


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