大阪教育大学シンポジウム報告
日 時 | 平成20年1月12日 午後1時~4時 |
---|---|
場 所 | 梅田スカイビルタワーウエスト36階 「スペース36」 |
主 催 | 大阪教育大学 |
テーマ | 学校と社会をつなぐ知的財産教育~大学から学校現場へ~ |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会 |
対 象 | 小学校から大学までの教員 約100名 |
説明者 | 中塚雅也弁理士、赤岡和夫弁理士 |
大阪教育大学知的財産教育シンポジウムは、平成17年度から行われた大阪教育大学知財教育プログラム「知財教育のできる教員養成システムの構築」の集大成であり、学校と社会をつなぐ知的財産教育というテーマで行われた。大阪教育大学知的財産教育プログラムでは、知的財産教育とは、単に知的財産を教えるものではなく、学校と現代社会をつなぐため「知的財産」と「教育」の共同作業で行われるものであるとの意見をお持ちであり、この意見に賛同した多彩な分野の方が出席されていたようである。
当日のプログラムは、第1部に日本IBM 法務・知財担当取締役の名取勝也氏による講演、第2部に知財教育を行う大学、現場教育関係者、弁理士会、企業などが行っている知財教育活動などについてのパネル展示、第3部に文部科学省高等教育局大学振興課、文化庁長官官房著作課、特許庁総務部企画調査課の3名の方の講演という、盛りだくさんなものであった。
日本弁理士会近畿支部は、弁理士会のPR及び弁理士制度普及委員会が主体となって行っている小中学校での知財教育に関して第2部のパネル展示に参加した。日本弁理士会が行っている知財教育についての反響はかなり大きく、説明者として参加いただいた赤岡先生には、当日会場で放映した知財教育のテレビ番組の準主役であるということもあり、矢継ぎ早に問い合わせが殺到した。また、当日会場で配布した知財教育に関するパンフレットなども、多数の参加者にお持ち帰り頂いた。多数の来客の皆様が弁理士会のこの活動に興味を持っていただいているということを痛感した。
大阪教育大学知的財産教育シンポジウムへの参加は私としては成功裡に終わったと感じているが、これは大阪教育大学知的財産教育プログラムの3年間にわたる努力の果実の恩恵を受けたという要素も多分にある。また、日本弁理士会の展示スペースとして広くて目立つ場所を提供していただいた。この場をお借りしてお礼申し上げます。