大阪勧業展2013出展報告書
日 時 |
平成25年10月23日(水) 午前10時~午後5時 24日(木) 午前9時30分~午後4時 |
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名 称 | 大阪勧業展2013 |
主 催 | 大阪商工会議所、堺商工会議所、大阪府商工会連合会 |
場 所 | マイドームおおさか(大阪市中央区本町橋2番5号) |
講師・相談員 | 展示ブース、知財ミニセミナー、無料相談会 |
出展内容 |
山本英明、多田裕司、植田吉伸、柳野嘉秀、森俊也の各会員(23日) 松下正、垣木晴彦、藤田勝利、山本泰、関共生の各会員(24日) |
出展ブース来場者数 | 中小企業、一般など延べ300名程度 |
概 要 |
(1)ブース展示について 展示用タペストリは、ブースの奥に掲示していたこともあり、又、文字が多かったためか、立ち止まって眺めていく人は少なかったです。質問は平均して1時間に1回程度でした。我々が想定していた弁理士のクライアントとなる会社の方よりはむしろ、大阪府の支援系の方、他士業(会計士など)の方が興味を持ってくれた感じでした。 受付横に展示していたパンフレットについては、「ヒット商品はこうして生まれた!」が来場者に好評でした。これだけが時間前に在庫(2日間で250部)がなくなりました。 初日は、一般的な質問・挨拶についても、おおよそ1時間に1回くらいでした。聞いてきたのは、一般発明家風の方、企業の方などです。例えば、弁理士は何をする人ですか?とか、近畿支部の所在地(夕陽丘から移転)についての話であった。あと、ビジネス方法は、特許を受けられるのか?といった質問もありました。2日目はほとんどが素通りで質問はほとんどありませんでした。初日と2日目とでは、主催者側の指定で来場者の見学ルートが逆になっており、2日目は見学ルートの最後だったのが一つの要因かもしれません。(来場者が疲れていた)
(2)知財ミニセミナーについて (3)知財無料相談会について |
所 感 |
弁理士の認知度があまり高くないためか、出展ブースに立ち寄り、興味を持たれる来場者は少なかったと思います。出展ブースの案内も小さく、「日本弁理士会近畿支部」しか書かれておらず、奥の壁に字の多い展示用タペストリ、机の上にパンフレットがあるだけで、他のブースにある商品展示等もなかったので、知財に興味がない、縁がない来場者からすれば、「何をしているところだろう」と思われたと感じました。また、展示用タペストリは、写真はあるものの文字情報が圧倒的に多くじっくり見ないとわからないため、来場者にある程度目にとめてもらうためには、一見して何かがわかるように写真や絵で説明するなど、工夫が必要であると感じました。 今後は、例えば、壁に、海外進出するのに当たって○○、特許の○○、○○デザイン、○○ブランドというように、知財になじみのない来場者にも何のブースかを一見して理解してもらい、自分たちの仕事に関係しそうだと思わせるフレーズを使ったパネルの展示などが必要であると感じました。まず来場者に立ち止まってもらわないと、その後の展開はありませんので。また、大きな看板、大きな人形(例:はっぴょんの3D人形など)や、その他模型など、目立つものがあるといいかもしれません。「弁理士」や「弁理士会」の表示は最小限でいいかもしれません。来た人に口頭で説明すればよいと思います。
知財ミニセミナーは、好評だったので、さらに内容を洗練して、レパートリーを増やしていけばよいように思います。出展ブースで人が座っていると、興味を持って立ち止まってくれる方も多かったので、集客の点でも有効であると感じました。 大阪勧業展は規模も大きく出展企業も多いので、来場者にうまく訴求できれば、知財業界、弁理士の認知度向上などに効果がある(費用対効果は高い)と感じました。理由は、これまでの知財セミナーなどとは異なり、知財に興味のない来場者にもこちらからアピールしていくものだからです。ただし、来年度も参加する際には、上述したように、知財に興味のない方にも立ち止まってもらうための工夫が必要だと感じました。 |
以 上
(報告者:知財普及・支援委員会 第1事業部会員 森 俊也)




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