平成25年度知的財産権に関するセミナーin MOBIO-Café第7回「新製品が完成!特許出願すべきか、ノウハウとして秘匿すべきか?」
日時 | 平成26年2月5日(水) 18:30~20:00 |
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テーマ | 「新製品が完成!特許出願すべきか、ノウハウとして秘匿すべきか? (特許出願とノウハウ秘匿の選択、及び先使用権主張のための注意点)」 |
場 所 | ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)南館2階 |
主 催 | 日本弁理士会近畿支部、ものつくりビジネスセンター大阪 |
対 象 | ものづくり中小企業、支援機関など |
講 師 | 知財普及・支援委員会 第1事業部 関 共生委員、松下 正委員 |
内 容 |
〔セミナー開始前に、大阪府事務局からの各種知財関連イベントのPR資料の配布や本セミナー講師の紹介などが行われた〕 ① 前半の講義形式・・・新技術を開発した場合、特許出願すべきか、ノウハウとして秘匿すべきかを判断する際の考え方(検討事項)、及び先使用権制度について解説した。 ② 4グループに分かれての事例検討(ワークショップ形式)・・・先ず講師が、事例について時系列表に基づいた簡単な説明を行った。 その後、グループ毎に、「先使用権を得るための事業の準備」に関する設問について検討して貰った。最後に、各グループが検討結果を発表した。 ③ 後半の講義形式・・・設問に対する解答に触れながら、「先使用権における事業の準備」に関する判例、先使用権立証のための証拠及び営業秘密について解説した。 ④ これまでの解説の捕捉説明及び質疑応答を行った。 |
参加者 | セミナー受講者:16名(講師・聴講委員・大阪府事務局は除く) セミナー後の交流会:17名(受講者10名、講師2名、委員3名、事務局2名) |
コメント | ・ ワークショップでは、各メンバーが初対面ということもあり、事例を読み込んでから議論の開始まで少し時間が掛かったようである。 ・ 各参加者が自己の職場での体験に基づいて意見交換をしており、概ね、どのグループも活発な議論をして、グループ毎に観点の異なる理由に基づいて、結論を出してくれた。 ・ 交流会は、当初欠席・未定としていた受講者からの参加もあり、比較的人数は多かった(10名)。リピーターが多い、企業関係者や個人発明家と親しく接触することができた。セミナー・ワークショップの感想なども率直に話して頂いたが、ワークショップ形式は「有意義だった。良かった。考え方が実感として分かったように思う。」等、総じて好評であった。 |
執筆者:関 共生 |
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