パテントセミナー2013 和歌山パテントセミナー 報告書
日 時 | 平成25年11月16日(土)午後2時~午後4時30分 | ||
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場 所 | 和歌山商工会議所 | ||
テーマ | アイデアを思いついたとき、実施するときの特許電子図書館活用方法 | ||
講 師 | 弁理士 向林 伸啓氏 | ||
受講生 | 14名 | ||
コメント | 和歌山パテントセミナーでは、向林弁理士をお迎えして、「アイデアを思いついたとき、実施するときの特許電子図書館活用方法」という標題の講義をしていただきました。 講義は、まず、特許調査の目的として、出願前調査、実施前調査、技術動向調査や、公知例調査があることや、なぜ、そのような調査が必要かという理由を明確にされた上で、特許電子図書館での検索方法を説明されました。 検索の例としては、まず、テキスト検索について、「歩数が目標に達したら音が鳴る歩数計」というアイデアを思いついたとした場合の調査を例に挙げて説明されました。また、テキスト検索の長所、短所を説明された上で、テキスト検索と相互補完して検索精度を向上させ得る手法として特許分類検索があることを紹介され、IPC、FI、Fタームの説明や、これらの内容の調べ方とともに、特許分類検索の仕方を説明されました。 さらに、調査結果の活用の仕方として、特許公報の各書類、明細書の各項目には何が記載されているかの説明や、分野に応じた明細書や図面の読み方を説明された上で、特許請求の範囲の解釈などについても、具体例を挙げて丁寧に説明されました。 今回のセミナーでは、特許調査について、基礎的なところから調査結果の活用の仕方まで丁寧に説明された点で、ご好評を頂けたようです。
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近畿支部知財普及・支援委員会 三宅康雅