パテントセミナー2013 京都パテントセミナー(午後の部) 報告書
日 時 | 平成25年12月7日(土)午後2時~午後4時30分 | ||
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場 所 | 京都商工会議所 | ||
テーマ | 特許請求の範囲・明細書の記載要件 ~記載要件に関する最近の動向~ | ||
講 師 | 弁理士 五郎丸 正巳氏 | ||
受講生 | 82名 | ||
コメント | 2013パテントセミナーの京都午後は、弁理士の五郎丸正巳先生により「特許請求の範囲・明細書の記載要件~記載要件に関する最近の動向~」についてご講義いただきました。 受講者は、知財関連のお仕事をされている方が約1/3、研究開発等の技術職関連の方が約1/3、知財職・技術職以外の方が約1/3でした。 講義内容として、前半は、サポート要件、明確性要件、実施可能要件について審査基準の重要なポイントの説明をしていただきました。特に、請求項に係る発明と、発明の詳細な説明に記載した範囲(発明の要旨、実施例)との関係を2次元的に表された図で表現されており、権利を取得する上で両者の関係がどのような関係でなければならないのかが十分に理解していただけたと思います。 後半は、上記の他、いくつかの重要な裁判例をお話していただきました。さらに、裁判例をベースにした演習問題を出していただき、受講者もどういったことで記載要件違反となるのかが理解していただけるものであったと思います。これらの内容を踏まえて、明細書・特許請求の範囲を記載する上で、どういったことに注意したらいいのかが理解していただけたと思います。 京都午後のパテントセミナーは、比較的若い方の参加も目立ち、若い方の知財分野への興味・理解が広がっていると感じ、今後も有益な特許情報を提供していきたいと思いました。
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執筆者: 近畿支部知財普及・支援委員会 福田 武慶