パテントセミナー2013 第2回大阪パテントセミナー(応用編) 報告書
日 時 | 平成25年11月9日(土)14時~16時30分 | ||
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場 所 | TKP大阪梅田ビジネスセンター | ||
テーマ | 裁判例に見る著作権侵害・非侵害の分かれ道~表現物の類否はどのようになされるか~ | ||
講 師 | 弁護士・弁理士 三山 峻司氏 | ||
受講生 | 118名 |
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コメント | 大阪応用編第2回の本セミナーは、「裁判例に見る著作権侵害・非侵害の分かれ道」というテーマで、三山峻司先生にご講義いただきました。 商標法や不正競争防止法には「類似」という概念があり、侵害訴訟において類否が判断されています。しかし著作権法には、法文上に「類似」の概念がなく、著作権の侵害では、他人の著作物(表現)に基づいて自己の著作物を作成するという「依拠」があるかどうかが問題となります。 このような著作権の侵害の判断は難しく、裁判で争われる事例も少なくありません。 本セミナーでは、著作権法の基本的な考え方をはじめ、裁判の傾向や判断手法について、実際に裁判で問題となった表現の図面や写真等を豊富に用いて、興味深く、かつわかりやすく説明していただきました。 多くの受講生に参加していただき、会場は熱気に溢れていました。三山先生は、終了時刻まで熱心に講義してくださいました。質疑応答の時間を確保することができませんでしたが、講義終了後、三山先生に直接質問されるかたが列をなしていました。 大変内容の濃い充実したセミナーで、受講生のかたに有意義な時間を過ごしていただけたと思います。
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執筆者: 近畿支部知財普及・支援委員会 宇治 美知子