近畿支部設立30周年 パテントセミナー2014 大阪基礎編 第2回 報告書
日 時 | 平成26年10月25日(土)13時~16時30分 | ||
---|---|---|---|
場 所 | 日本弁理士会近畿支部 | ||
テーマ | 調査入門 | ||
講 師 | 弁理士 中山 聡 氏 | ||
受講生 | 95名 | ||
コメント | パテントセミナー2014の基礎編第2回は、中山聡弁理士による「調査入門」でした。 講義は、特許調査の必要性と特許法の関連性についての説明から始まり、以下の3つの内容を中心に説明をされました。 (1)公開公報等の記載情報について:公開公報等の各特許文献の1ページ目を示しながら、調査で使用する項目を中心に、それぞれ説明をされました。 (2)IPDLを使った調査メニューと操作方法について:会場でIPDLに接続して、操作をしながら、各調査項目について説明をされました。具体的には、検索式による調査対象の抽出方法、Fタームなどの特許分類を利用した効率的な検索方法について、分かり易く説明をされました。 (3)特許調査の流れについて:具体的に携帯電話を使ったメール送信に関する特許調査を事例にして、段階的に調査対象を絞り込む手法について説明をされました。 終始、聞き取りやすい口調で丁寧にお話をされていました。また、講義が単調にならないように、途中、適度に説明資料から離れた話題も交えたお話もされていました。そのため、受講者の集中力も維持され、最後まで、熱心に聴講されていました。会場の様子を見ながら講義を進行することも、講師に求められる重要なスキルのひとつと思います。このように細やかな気配りは、アンケートにも反映されており、分かりやすかった、理解できたというコメントが多く寄せられています。 執筆者:近畿支部知財普及・支援委員会 永井 秀男
|