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知財支援セミナー 「経営的に有効な発明の発掘とその活用を図る支援制度について」 ~あなたのアイデア、活用できてますか?~ 実施報告

開催日時 平成24年9月4日(火)午後3時~5時10分
会  場 京都府産業支援センター5階研修室(京都市下京区中堂寺南町134)
名  称 知財支援セミナー
「経営的に有効な発明の発掘とその活用を図る支援制度について」
~あなたのアイデア、活用できてますか?~
  第1部: 経営的に有効な発明の発掘方法
  第2部: 特許庁が実施している各種支援施策について
  第3部: 特許や意匠の出願費用を日本弁理士会が援助する出願援助制度説明
内  容 第1部 午後3時5分-3時55分(質疑応答含む)
基調講演「経営的に有効な発明の発掘方法」
講師:久留 徹 氏 (久留特許事務所 所長弁理士)
第2部 午後4時5分-4時35分(質疑応答含む)割
特許庁が実施している各種支援施策について
講師:宮本 一也 氏(近畿経済産業局 地域経済部 産業技術課 特許室 室長)
第3部 午後4時35分-5時5分(質疑応答含む)
特許や意匠の出願費用を日本弁理士会が援助する出願援助制度説明
講師:堀 喜代造 氏(矢野内外国特許事務所 弁理士)
閉会挨拶 午後5時5分―5時10分]
日本弁理士会近畿支部 副支部長 谷口 俊彦
受講者数 30名
主  催 日本弁理士会近畿支部
共  催 一般社団法人京都発明協会
後  援 近畿経済産業局
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財立国サポート委員会
講演概要

[第1部]
 「経営的に有効な発明の発掘方法」を実現するためのプロセスについて解説いただきました。具体的には、(1)出願の目的を明確化、(2)先行技術調査、(3)発明の糸口(問題点・解決策)を抽出、(4)出願の選定、(5)出願の目的を再確認といった各プロセスの具体的な実践手法について順に解説いただきました。
[第2部]
「特許庁が実施している各種支援施策について」について網羅的に解説いただくとともに、近畿経済産業局が実施している「知財ビジネスマッチングマート開催事業」についてご紹介いただきました。
[第3部]
「特許や意匠の出願費用を日本弁理士会が援助する出願援助制度説明」について、記載様式の細目から、この制度の利用者の声、日本弁理士会出願支援センターにおける審査の実際をわかりやすく解説されました。

最後に  本セミナーは、本年度、近畿圏において複数回予定されている知財支援セミナーの最初の回です。ひとまず、無事セミナーを終えられたことを喜ばしく思っております。
 当日の参加者は、宮内先生および知財立国サポート委員会メンバーの6名を含む30名でした(講師の堀先生除く;当日参加者3名含む)。
 また、参加者リストから参加者カテゴリーを分類すると、企業法人と思われる参加者は、14名(申込18名)、特許事務所1名、大学、その他法人等3名(申込4名)、不明6名(申込7名)となります。
 また、参加者の全体的な傾向としては、企業法人が多く見られる結果となりました。企業法人の中には、中小企業に該当しないような大手会社も散見されました。
 開場の定員数(60名)を考慮しますと、もう少し申し込み者数が伸びればよかったというのが正直なところです。申し込み者数に関しては、今回は印刷媒体をセミナーの広告宣伝にあまり用いなかったため、印刷媒体の活用等の広告宣伝チャネルの見直しを通じて改善される余地があるものと考えます。
 また、アンケートの集計(回答数:21)は、おおむね次のような結果が得られました。まず、「Q1 本日のセミナーについての感想をお聞かせください」では、「役に立った」および「少し役に立った」が、それぞれ、第1部:20名、第2部:15名、第3部:13名となりました。第1部から第3部を通じて、半数の方には、何らかの役に立ったという感想を持っていただけた模様です。
 また、第2部 特許庁の各種支援施策については、利用したいと感じている方が16名であるのに対し、第3部 弁理士会の出願援助制度については、利用したいと感じている方が12名という結果となりました。この差は、出願援助制度に対しある程度興味を示しているものの、第2部の特許庁の支援施策との違いがやや分かりづらく、出願援助制度に対する理解が十分でなかったためと考えております。よって、今後もより多くの企業法人に対し、本制度のアピールを継続していくことは有意義であると考えます。
 今回のセミナーでは、京都発明協会様との共催や、京都でのセミナー開催など、最近の本委員会の活動では、あまり見られない試みも多数含まれておりましたので、今回のセミナーを通じて、本委員会の今後の活動の幅を広げられたものと考えます。

執筆者:知財立国サポート委員会委員 山本 英明

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