平成27年度知的財産権に関するセミナーin MOBIO-Café第3回「利益率の向上テクニック&研究開発データの管理テクニック」
日時 | 平成27年10月28日(水)18:30~20:00 |
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テーマ | 「利益率の向上テクニック&研究開発データの管理テクニック」 |
場 所 | ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)南館2階第一会議室 |
主 催 | 日本弁理士会近畿支部、ものつくりビジネスセンター大阪(MOBIO) |
対 象 | 一般受講者 9名 |
講 師 | 弁理士 南力 会員、弁理士 田中信治 会員 |
内 容 |
セミナーの前半部分は、南弁理士により、知的財産の法律的観点も含めた企業の利益率向 上のテクニックについて講義を行った。 まず、利益率とリピート率の異なる製品について説明した。ついで、利益率とリピート率 の高い商品を生み出すためのアプローチ方法として、設計面からのアプローチ、人材面から のアプローチ等のほかに、知的財産によるアプローチについても解説した。知財からのアプ ローチに関しては、企業が知的財産を取得したとしても、なかなか製品の利益率やリピート 率の向上につながらない場合が多く存在する。これに関しては、特許を取ることが目的化し ている等、各企業の知財の取得方法に間違いがあることを指摘した。正しい知財の取得方法 としては、例えば、特許だけでなく商標等をうまく組み合わせて、製品にとって効果的と なるように知財を取得していくことが重要であることを例示した。 セミナーの後半部分では、田中弁理士により、研究開発データの管理について問題となっ た例を挙げながら管理の重要性を説明し、知財に結びつきやすい研究開発データの管理方法の一例を提案した。 以上 |
【セミナー風景写真】


執筆者:知財普及・支援委員会 委員 田中信治