パテントセミナー2015 大阪応用編 第3回 報告書
日 時 | 平成27年11月14日(土)午後2時~午後4時30分 | ||
---|---|---|---|
場 所 | TKPガーデンシティ大阪梅田 | ||
テーマ | 職務発明制度の改正と対応 | ||
講 師 | 弁護士・弁理士 飯島 歩 氏 | ||
受講生 | 168名 | ||
コメント | パテントセミナー2015の大阪応用編第3回目は、弁護士・弁理士の飯島歩先生をお招きして「職務発明制度の改正と対応」というテーマでご講義いただきました。学習に最も適した季節である11月の週末の中、168名もの大勢の方々にご参加いただきました。講義が始まる前に、本年度より始まった日本弁理士会の目玉事業である弁理士知財キャラバン事業の概要について受講者の皆様に紹介させていただきました。 講義では、まず、過去の法改正や裁判例に触れつつ職務発明制度の改正の経緯をご説明いただきました。その後、改正特許法35条の条文構造についてご説明いただきました。さらに、権利取得を巡る対応と相当の利益を巡る対応について詳しくご説明いただきました。今回のセミナーの直前に産業構造審議会知的財産分科会特許制度小委員会より法第35条第5項に関する指針案が発表されましたが、セミナー資料の締め切りまで時間がほとんどなかったにもかかわらず、指針案の内容も当日の資料には盛り込まれており、受講者は最新の情報に基づいて学習を進めることができたことと思います。また、講義では机上の理論的な内容にとどまらず、飯島先生の数多くのご経験に基づき、職務発明規定を作成する際の実務上のポイントなど、より実践的な内容もお話いただきました。 講義終了後も飯島先生に質問をするために長蛇の列ができ、飯島先生は会場の時間いっぱいまで受講者の質問に答えてくださいました。土曜日の忙しい中、お集まりいただいた皆様には有意義な時間をお過ごしいただけたものと思います。 執筆者:古田 昌稔
|