パテントセミナー2015 大阪基礎編 第4回 報告書
日 時 | 平成27年12月12日(土)午後2時~午後4時30分 | ||
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場 所 | 日本弁理士会近畿支部 | ||
テーマ | 外国特許出願入門 ~ここがポイント!!外国で特許を取得する上で知って得する基礎知識~ |
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講 師 | 弁理士 後 利彦 氏 | ||
受講生 | 85名 | ||
コメント | パテントセミナー2015の基礎編第4回目は、弁理士の後利彦先生に「外国特許出願入門」というテーマでご講演いただきました。師走の多忙な時期にも関わらず、企業の知的財産部の方々を中心に、多くの参加者がありました。 最初に、「外国で特許を取得する必要性と主要国における出願動向」について説明があり、続いて「外国特許出願の方法(直接出願、パリルート出願、PCTルート出願)」に関して、どのルートを選択すればよいかを手続き面・コスト面といった実務的観点から解説されました。休憩をはさんで、ご自分で撮影された米国特許庁(USPTO)の写真を紹介され、すっかりアメリカに行ったような気分になったところで、「米国、欧州、中国など主要国における特有の制度と留意点」を説明してくださいました。その後は、最後の「各国で早期に特許を取得する方法」まで一気に話が進み、長時間であることを感じさせない大変興味深いセミナーでした。 後先生は、企業にお勤めの弁理士ということもあり、知的財産法を熟知した上で、まさに実務的な観点からお話しいただき、企業等で毎日外国出願に向き合っている皆さまにとって非常に有意義な内容であったと思います。講義終了後には質問者の長い列ができましたが、後先生は一つ一つ丁寧に答えられていました。参加者からは「非常にわかり易かった」「役に立った」という意見が多くあり、「弁理士は知的財産に関するプロフェッショナル」という理解が深まったと誇らしく思いました。 執筆者:立川 伸子
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